Stay Yourself!「予言は自己実現する」。
今年も残すところ、あと3ヶ月。僕にとっては、48年目のシーズンの半分が終わった。
3.11。大地震と大津波、そして原発事故。紀伊半島を襲った台風。東方地方を縦断した台風で、福島県郡山市の実家は、あわや床上浸水(あと5センチだったらしい)。
これだけ集中的に自然災害(原発は人災)が発生したのは、少なくとも僕が生まれてからは記憶にない。
災害ではないが、記録的な「円高」も日本経済に大きな影響を及ぼしている。
ところで、昨夜は、ベンチャーナウの竹内さん、ネットエイジの西川さんと始めたInnovation Weekend の第4回目を開催した。
サイバードの堀さんにゲストとしてご登壇いただき、i-mode時代をサクっと振り返ってもらった後、これからのモバイルインターネットについて縦横無尽に語ってもらった。
この話は以前にも書いたが、法政イノマネの夏期集中講義にゲストとして登壇してもらった「おざーん」や数日前に上場を果たした Klabの真田さん、そして、サイバードの堀さん達を見ていると、起業家なり事業家としての才能では、どこからどうみても敵わないことを再認識させられ、とてもサバサバした気持ちになった。
自分で事業をやっていた頃は、曲がりなりにもインターネットリサーチ業界では「御三家」の一角として認知され、それなりの自負があったが、ドリームビジョンとしては事実上、事業は整理し、エンジェル投資家なり、ビジネススクールの客員教授という立場で彼らと接すると、相手と自分を同じ土俵で比較する必要もなく、素直に自分の器を認識することができるし、彼らの才能を賞賛することができる。
これは、僕にとっては思いがけない幸運な出来事である。
自分は自分のリフを弾けばいいし、プレッシャーを感じる必要はない。
変なプライドや見栄は、さっさと捨てた方が「身軽る」になれるし、「自由な発想」ができる。
ところで僕は、自分にとって「2冊目」の本を書こうと思っている。
タイトルは「破壊的イノベーションの軌跡」。
この先の6ヶ月は怒涛の勢いで過ぎていくだろうけど、何とか頑張って、来年の春先には出したいと思っている。
「予言は自己実現する」。
インタースコープの頃から、将来はベンチャーの「投資育成」事業をやりたいと思っていたが、アレンとの2年半ぶりの再会がきっかけでファンド(厳密にはファンドではないが)を立ち上げ、少額だけどドリームビジョンからも出資し、既に2社に投資を実行。尚且つ、2社とも「グローバル展開」を始めており、日経新聞に掲載され、CNETでは詳細まで書いていただいた。
「捨てる」ことができれば、「新しい」ことが入ってくる。
Stay yourself ! Define your own success !
3.11。大地震と大津波、そして原発事故。紀伊半島を襲った台風。東方地方を縦断した台風で、福島県郡山市の実家は、あわや床上浸水(あと5センチだったらしい)。
これだけ集中的に自然災害(原発は人災)が発生したのは、少なくとも僕が生まれてからは記憶にない。
災害ではないが、記録的な「円高」も日本経済に大きな影響を及ぼしている。
ところで、昨夜は、ベンチャーナウの竹内さん、ネットエイジの西川さんと始めたInnovation Weekend の第4回目を開催した。
サイバードの堀さんにゲストとしてご登壇いただき、i-mode時代をサクっと振り返ってもらった後、これからのモバイルインターネットについて縦横無尽に語ってもらった。
この話は以前にも書いたが、法政イノマネの夏期集中講義にゲストとして登壇してもらった「おざーん」や数日前に上場を果たした Klabの真田さん、そして、サイバードの堀さん達を見ていると、起業家なり事業家としての才能では、どこからどうみても敵わないことを再認識させられ、とてもサバサバした気持ちになった。
自分で事業をやっていた頃は、曲がりなりにもインターネットリサーチ業界では「御三家」の一角として認知され、それなりの自負があったが、ドリームビジョンとしては事実上、事業は整理し、エンジェル投資家なり、ビジネススクールの客員教授という立場で彼らと接すると、相手と自分を同じ土俵で比較する必要もなく、素直に自分の器を認識することができるし、彼らの才能を賞賛することができる。
これは、僕にとっては思いがけない幸運な出来事である。
自分は自分のリフを弾けばいいし、プレッシャーを感じる必要はない。
変なプライドや見栄は、さっさと捨てた方が「身軽る」になれるし、「自由な発想」ができる。
ところで僕は、自分にとって「2冊目」の本を書こうと思っている。
タイトルは「破壊的イノベーションの軌跡」。
この先の6ヶ月は怒涛の勢いで過ぎていくだろうけど、何とか頑張って、来年の春先には出したいと思っている。
「予言は自己実現する」。
インタースコープの頃から、将来はベンチャーの「投資育成」事業をやりたいと思っていたが、アレンとの2年半ぶりの再会がきっかけでファンド(厳密にはファンドではないが)を立ち上げ、少額だけどドリームビジョンからも出資し、既に2社に投資を実行。尚且つ、2社とも「グローバル展開」を始めており、日経新聞に掲載され、CNETでは詳細まで書いていただいた。
「捨てる」ことができれば、「新しい」ことが入ってくる。
Stay yourself ! Define your own success !
「スイス大使館」主催のカクテル・レセプション
20(火)に法政大学経営大学院(イノマネ)夏期集中講義のレポートの採点表を提出し、今年の夏は終了。
因みに、レポートのテーマは、iPadアプリの「POSレジ」を開発販売する「ユビレジ」の「破壊的イノベーションの戦略を考察せよ」というもので、そのために、ユビレジ創業者の木戸さんに講義にいらしていただき、事業内容についてプレゼンテーションをしていただいた。
既に結果が分かっている大企業を題材にしてレポートを書くよりも、創業2年目のベンチャー企業の経営戦略を考えるほうが、学生の方々にとってもリアリティがあると思い、そのような試みを行った。
30数名の学生の方々のレポートを読んで感じたことは、ウェブ進化論で梅田望夫さんが提唱した「集合知(Wisdom of Crowed)」は機能する、ということだ。
ところで、今日は「スイス大使館」主催の「Innovation」をテーマとした「Swiss & Japanese Startups Networking Cocktail」なるレセプションにお招きいただき、南麻布にあるスイス大使公邸に初めて足を踏み入れた。
そもそもスイスとは縁もゆかりもない僕に何故、そのような招待状が届いたのか?不思議に思い、連絡窓口の方に電話をしたのだが、招待客のリストアップに関する詳細は把握していないということで、どんな人達が来るのか?と恐る恐る会場に入ったところ、案の定、僕が知っている人は殆どいなかった。
仕方なく、今回のレセプションを担当されていた Dr. Felix Moesner に「I'm pretty honored to be here tonight, but how come I was invited to this reception ? I really don't get it.」と表敬挨拶をしたところ、様々なメディアでの発言やイノベーション関連のイベント参加者等をモニタリングしており、スイス大使館の基準でスクリーニングをして、招待者をリストアップしたとのこと。
日々の仕事や発言が、こういう思わぬことに繋がるということを実感した。つまり、「ジェノバ豚塩麺」のネタばかりではいけない!ということだw。
ところで、今日のレセプションでは、スイス大使の挨拶の後、スイスからのベンチャー企業2社、日本のベンチャー企業3社によるプレゼンテーションが行われたが、今がどうかは別として「精密機械」が世界ブランドとなっているスイスと「クルマと家電(製造業)」がお家芸の日本というコンテクストなのだろうが、僕が日々接しているインターネット関連のベンチャーは1社もなく、光工学や通信衛星等、かなりヘビーなテクノロジー関連のベンチャー企業ばかりだった。
「シリコンバレー(=ネットビジネス)」だけがイノベーションではない!ということを、伝えたかったのだろう。
僕にとって最も面白かったのは、AXELSPACEという「Nano-satellite(ナノ通信衛星)」を開発している日本のベンチャーだった。
通常の通信衛星の「1/100(と言っていたと思う)」のコストで製造できるらしく、ウェザーニュース社が採用を決定したらしいが、国防や気象関連以外の分野で、それを使って何ができるか?が発見されなければビジネスにはならないと思うが、通信衛星という産業に対する「破壊的イノベーション」に挑んでいること自体に心を動かされた。
話は変わるが、ドラッカーが言う「イノベーションのための7つの機会」で言えば、このような席にお招きいただけたことは、僕にとっては「予期せぬ成功」である。
そして、
・これを機会として利用することは、自社(僕)にとって如何なる意味があるか?
・その行き着く先はどこか?
・そのためには何を行わなければいけないか?
・それによって仕事の仕方はいかに変わるか?
という4つの質問の答えを考えてみようと思う。
ところで、台風15号の影響で、福島県郡山市にある僕の実家は、あと「5センチ」で「床上浸水」するところだった!
「避難指示(勧告よりも強い)」が出され、母親は弟家族の家に非難した。
3.11(大地震・大津波・そして原発!)、紀伊半島を襲った台風、そして今回の台風と、今年の日本は「大殺界」である。
今こそ、イノベーションが必要とされている。
因みに、レポートのテーマは、iPadアプリの「POSレジ」を開発販売する「ユビレジ」の「破壊的イノベーションの戦略を考察せよ」というもので、そのために、ユビレジ創業者の木戸さんに講義にいらしていただき、事業内容についてプレゼンテーションをしていただいた。
既に結果が分かっている大企業を題材にしてレポートを書くよりも、創業2年目のベンチャー企業の経営戦略を考えるほうが、学生の方々にとってもリアリティがあると思い、そのような試みを行った。
30数名の学生の方々のレポートを読んで感じたことは、ウェブ進化論で梅田望夫さんが提唱した「集合知(Wisdom of Crowed)」は機能する、ということだ。
ところで、今日は「スイス大使館」主催の「Innovation」をテーマとした「Swiss & Japanese Startups Networking Cocktail」なるレセプションにお招きいただき、南麻布にあるスイス大使公邸に初めて足を踏み入れた。
そもそもスイスとは縁もゆかりもない僕に何故、そのような招待状が届いたのか?不思議に思い、連絡窓口の方に電話をしたのだが、招待客のリストアップに関する詳細は把握していないということで、どんな人達が来るのか?と恐る恐る会場に入ったところ、案の定、僕が知っている人は殆どいなかった。
仕方なく、今回のレセプションを担当されていた Dr. Felix Moesner に「I'm pretty honored to be here tonight, but how come I was invited to this reception ? I really don't get it.」と表敬挨拶をしたところ、様々なメディアでの発言やイノベーション関連のイベント参加者等をモニタリングしており、スイス大使館の基準でスクリーニングをして、招待者をリストアップしたとのこと。
日々の仕事や発言が、こういう思わぬことに繋がるということを実感した。つまり、「ジェノバ豚塩麺」のネタばかりではいけない!ということだw。
ところで、今日のレセプションでは、スイス大使の挨拶の後、スイスからのベンチャー企業2社、日本のベンチャー企業3社によるプレゼンテーションが行われたが、今がどうかは別として「精密機械」が世界ブランドとなっているスイスと「クルマと家電(製造業)」がお家芸の日本というコンテクストなのだろうが、僕が日々接しているインターネット関連のベンチャーは1社もなく、光工学や通信衛星等、かなりヘビーなテクノロジー関連のベンチャー企業ばかりだった。
「シリコンバレー(=ネットビジネス)」だけがイノベーションではない!ということを、伝えたかったのだろう。
僕にとって最も面白かったのは、AXELSPACEという「Nano-satellite(ナノ通信衛星)」を開発している日本のベンチャーだった。
通常の通信衛星の「1/100(と言っていたと思う)」のコストで製造できるらしく、ウェザーニュース社が採用を決定したらしいが、国防や気象関連以外の分野で、それを使って何ができるか?が発見されなければビジネスにはならないと思うが、通信衛星という産業に対する「破壊的イノベーション」に挑んでいること自体に心を動かされた。
話は変わるが、ドラッカーが言う「イノベーションのための7つの機会」で言えば、このような席にお招きいただけたことは、僕にとっては「予期せぬ成功」である。
そして、
・これを機会として利用することは、自社(僕)にとって如何なる意味があるか?
・その行き着く先はどこか?
・そのためには何を行わなければいけないか?
・それによって仕事の仕方はいかに変わるか?
という4つの質問の答えを考えてみようと思う。
ところで、台風15号の影響で、福島県郡山市にある僕の実家は、あと「5センチ」で「床上浸水」するところだった!
「避難指示(勧告よりも強い)」が出され、母親は弟家族の家に非難した。
3.11(大地震・大津波・そして原発!)、紀伊半島を襲った台風、そして今回の台風と、今年の日本は「大殺界」である。
今こそ、イノベーションが必要とされている。
カブトムシの幼虫。
昨日の午前中は、近所に住む友人夫妻に子供を預けて、僕たち夫婦は、とある用事で外出した。
偶然というには余りある幸運にとても感謝をしている。
ところで、今年の夏祭りで、カブトムシ(つがい)と金魚を2匹もらってきた。
町内会だったか商店街がスポンサーになり、子供たちにカブトムシを配り、金魚すくいの露店を出していた。
カブトムシは残念ながら死んでしまったが、金魚は思いの外、元気にしており、我が子がすくってきた時の倍ぐらいの大きさになっている。
夏祭りは7月下旬だったので、そろそろ2ヶ月になる。僕の経験では、こんなに長生きしている金魚は初めてだ。
我が家にやってきた金魚。専用の水槽を買ってもらい、浄水器のようなポンプが設置され、水草が浮かんでおり、水槽の底には砂利が敷いてある。
もう少し広い水槽に越したことはないが、まあ、快適な環境だろう。
ところで、死んでしまったがカブトムシだが、今朝、我が子が「幼虫」がいるのを発見した!
林試の森公園で取ってきた腐葉土をいれた水槽をそのままにしておいたのだが、僕の思ったとおり、メスが卵を産んでいたらしく、幼虫が生まれていた。
大喜びの我が子は、近所の公園に行き、メスを埋めた場所に行って報告をし、僕と一緒に東急東横店の屋上にあるペットショップに腐葉土を買いに行った。
帰宅して腐葉土を交換しようとして古い腐葉土を取り除こうとすると、土がモコモコと動いてる。
なんと、カブトムシの幼虫が5~6匹ぐらいはいるようだ。
福島県郡山市で生まれ育った僕は、小学校の夏休みは、カブトムシやクワガタを捕りに行くのが日課だったし、カブトムシの幼虫を何度も孵化させた記憶がある。
さすがに一戸建てのようにはいかないが(僕は子供の頃、自作のカブトムシ収容施設?を作って、縁側の外に置いておいた)、都会のマンション暮らしなりに、昆虫や金魚(生き物)との触れ合いのある少年時代を送らせてあげたいと思っている。
偶然というには余りある幸運にとても感謝をしている。
ところで、今年の夏祭りで、カブトムシ(つがい)と金魚を2匹もらってきた。
町内会だったか商店街がスポンサーになり、子供たちにカブトムシを配り、金魚すくいの露店を出していた。
カブトムシは残念ながら死んでしまったが、金魚は思いの外、元気にしており、我が子がすくってきた時の倍ぐらいの大きさになっている。
夏祭りは7月下旬だったので、そろそろ2ヶ月になる。僕の経験では、こんなに長生きしている金魚は初めてだ。
我が家にやってきた金魚。専用の水槽を買ってもらい、浄水器のようなポンプが設置され、水草が浮かんでおり、水槽の底には砂利が敷いてある。
もう少し広い水槽に越したことはないが、まあ、快適な環境だろう。
ところで、死んでしまったがカブトムシだが、今朝、我が子が「幼虫」がいるのを発見した!
林試の森公園で取ってきた腐葉土をいれた水槽をそのままにしておいたのだが、僕の思ったとおり、メスが卵を産んでいたらしく、幼虫が生まれていた。
大喜びの我が子は、近所の公園に行き、メスを埋めた場所に行って報告をし、僕と一緒に東急東横店の屋上にあるペットショップに腐葉土を買いに行った。
帰宅して腐葉土を交換しようとして古い腐葉土を取り除こうとすると、土がモコモコと動いてる。
なんと、カブトムシの幼虫が5~6匹ぐらいはいるようだ。
福島県郡山市で生まれ育った僕は、小学校の夏休みは、カブトムシやクワガタを捕りに行くのが日課だったし、カブトムシの幼虫を何度も孵化させた記憶がある。
さすがに一戸建てのようにはいかないが(僕は子供の頃、自作のカブトムシ収容施設?を作って、縁側の外に置いておいた)、都会のマンション暮らしなりに、昆虫や金魚(生き物)との触れ合いのある少年時代を送らせてあげたいと思っている。
Stay Yourself!自分の「原点」。
今日は子供を保育園へ送った後、ドリームビジョンの投資先の一社「イミオ」の経営会議に出かけた。
先月、無事に増資を完了し、当面の資金の目処はついたものの、ベンチャーというのは試行錯誤の連続であり、今日の経営会議の議題もどうすれば「収益性の高い事業構造」を構築できるか?に終始した。
今年の残り4ヶ月でどう「商品戦略」を練り上げられるか?が、イミオの将来を決めるだろう。
イミオの経営会議の後は「アクア原宿」に髪の毛を切りに行った。
アクアは「カリスマ美容師」の時代をリードした店で、僕は今からちょうど20年前、アクア(当時はオペラというブランドだった)創業者の綾小路さんと知り合い、それ以来、綾小路さんか彼のアシスタントだった角(すみ)さん(今は立派なスタイリスト)に切ってもらっている。
ところで、その「アクア原宿」に行くために、神谷町から地下鉄に乗り、明治神宮前に向かった。
明治神宮前に到着し、地上に出るために階段を登りながら、僕は13年前の出来事を思い出した。
1998年の6月。この入口の前(ラーメン屋の角)で、現ALBERT代表取締役会長の山川さんと立ち話をしたことが、僕のベンチャー人生の始まりだったと言っても過言ではない。
当時の僕は、ちっぽけな会社を経営していたが、それはベンチャーと呼べるものではなく、単なる零細企業だったが、山川さんとの立ち話がきっかけとなり、インタースコープのプロトタイプを構築し、2000年3月に法人化した。
「地下鉄の入口(出口)」の階段を登りながら、僕は「気持ち」が「高揚」するのを感じた。
これからも、時々は、あの階段を登ってみよう。
あの時の「高揚感」を忘れないためにも・・・。
先月、無事に増資を完了し、当面の資金の目処はついたものの、ベンチャーというのは試行錯誤の連続であり、今日の経営会議の議題もどうすれば「収益性の高い事業構造」を構築できるか?に終始した。
今年の残り4ヶ月でどう「商品戦略」を練り上げられるか?が、イミオの将来を決めるだろう。
イミオの経営会議の後は「アクア原宿」に髪の毛を切りに行った。
アクアは「カリスマ美容師」の時代をリードした店で、僕は今からちょうど20年前、アクア(当時はオペラというブランドだった)創業者の綾小路さんと知り合い、それ以来、綾小路さんか彼のアシスタントだった角(すみ)さん(今は立派なスタイリスト)に切ってもらっている。
ところで、その「アクア原宿」に行くために、神谷町から地下鉄に乗り、明治神宮前に向かった。
明治神宮前に到着し、地上に出るために階段を登りながら、僕は13年前の出来事を思い出した。
1998年の6月。この入口の前(ラーメン屋の角)で、現ALBERT代表取締役会長の山川さんと立ち話をしたことが、僕のベンチャー人生の始まりだったと言っても過言ではない。
当時の僕は、ちっぽけな会社を経営していたが、それはベンチャーと呼べるものではなく、単なる零細企業だったが、山川さんとの立ち話がきっかけとなり、インタースコープのプロトタイプを構築し、2000年3月に法人化した。
「地下鉄の入口(出口)」の階段を登りながら、僕は「気持ち」が「高揚」するのを感じた。
これからも、時々は、あの階段を登ってみよう。
あの時の「高揚感」を忘れないためにも・・・。
結局は、Stay Yourself!
法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科での長かった?「初めての夏期集中講義」も昨日で無事終了!
ティーンエイジャーの頃はバンドを組んでライブもやっていたことのある元似非ミュージシャンとしては、ちょっとしたツアーを終えたような感じがしたw(まだ、レポートの採点という仕事が残っているが・・・)。
色々とサポートをしていただいた事務室の方々、ゲスト講師としてご登壇いただいた方々、そして、何よりも真摯な態度で僕の講義を受講してくれた学生の皆さんに、心から感謝の意を表したい。
ところで、ここ最近、自分の中で「吹っ切れた」感がある。
「自分の能力なんて高が知れている」ということを、否が応でも認めざるを得ないことが多々あったからだ。
順不同で書くと、昨日の夏期集中講義にゲスト講師として来てくれた、元パチプロで現在は創業以来7期連続で黒字を出し続けているベーシック創業社長の秋山さんと、ビズシークを楽天に売却し、その後、楽天球団の設立を手がけた(事実上の創設者)通称「おざーん」こと「小澤隆生」氏の講義を聴いていて、彼らの「目的意識」そこから来る「現実に対する疑問」と「問題意識」、そして「戦略思考」には、僕は到底及ばない、彼らの足元にも及ばないということがよく分かったこと。
8月第一週にシリコンバレーで3年ぶりに再会した20年来の友人である吉川さん(シリコンバレー在住で、今朝の日経12面に載っていた)は、1999年にシリコンバレーに渡り、ip infusion というシスコに対抗するシェアウエアのルーター開発会社を創業し、その数年後、数十億円で売却したと思ったら、今度はAndoroidベースの「電子楽器」を開発中。そのタフな精神力には、脱帽としか言いようがない。
9/30(金)に開催する「Innovation Weekend 4th」の事前MTGで何年かぶりでお会いしたサイバード創業社長の堀さんは相変わらずパワフル(独特のオーラを感じた)で、考えていることのスケール感に感服。
その堀さんと一緒にサイバードを創業し、モバイルコンテンツプレイヤーとして世界初の上場を成し遂げた「真田さん」は、サイバードの開発会社として設立した Klab株式会社を9月17日に上場させるという。
一度、ゴルフをご一緒させていただいたことがあるが、その「胆力」は形容詞が見当たらない。
そんな強者たちを見ていると、素直に自分の実力の無さを認めざるを得ない。
そう、スッキリしたのである(笑)。
でも、その一方、そんな彼らにはできない、僕にしかできないこと、僕にしか進めない道があることも再認識できた。
そりゃ、ビッグビジネスにはならないかもしれないけど、「自分らしい生き方」を貫かないとね。
結局は、Stay Yourself!
イイコト、言うでしょ!?(爆笑)
追伸:諸事情により停滞気味だったブログの更新も、また、頑張ろうかな!?
ティーンエイジャーの頃はバンドを組んでライブもやっていたことのある元似非ミュージシャンとしては、ちょっとしたツアーを終えたような感じがしたw(まだ、レポートの採点という仕事が残っているが・・・)。
色々とサポートをしていただいた事務室の方々、ゲスト講師としてご登壇いただいた方々、そして、何よりも真摯な態度で僕の講義を受講してくれた学生の皆さんに、心から感謝の意を表したい。
ところで、ここ最近、自分の中で「吹っ切れた」感がある。
「自分の能力なんて高が知れている」ということを、否が応でも認めざるを得ないことが多々あったからだ。
順不同で書くと、昨日の夏期集中講義にゲスト講師として来てくれた、元パチプロで現在は創業以来7期連続で黒字を出し続けているベーシック創業社長の秋山さんと、ビズシークを楽天に売却し、その後、楽天球団の設立を手がけた(事実上の創設者)通称「おざーん」こと「小澤隆生」氏の講義を聴いていて、彼らの「目的意識」そこから来る「現実に対する疑問」と「問題意識」、そして「戦略思考」には、僕は到底及ばない、彼らの足元にも及ばないということがよく分かったこと。
8月第一週にシリコンバレーで3年ぶりに再会した20年来の友人である吉川さん(シリコンバレー在住で、今朝の日経12面に載っていた)は、1999年にシリコンバレーに渡り、ip infusion というシスコに対抗するシェアウエアのルーター開発会社を創業し、その数年後、数十億円で売却したと思ったら、今度はAndoroidベースの「電子楽器」を開発中。そのタフな精神力には、脱帽としか言いようがない。
9/30(金)に開催する「Innovation Weekend 4th」の事前MTGで何年かぶりでお会いしたサイバード創業社長の堀さんは相変わらずパワフル(独特のオーラを感じた)で、考えていることのスケール感に感服。
その堀さんと一緒にサイバードを創業し、モバイルコンテンツプレイヤーとして世界初の上場を成し遂げた「真田さん」は、サイバードの開発会社として設立した Klab株式会社を9月17日に上場させるという。
一度、ゴルフをご一緒させていただいたことがあるが、その「胆力」は形容詞が見当たらない。
そんな強者たちを見ていると、素直に自分の実力の無さを認めざるを得ない。
そう、スッキリしたのである(笑)。
でも、その一方、そんな彼らにはできない、僕にしかできないこと、僕にしか進めない道があることも再認識できた。
そりゃ、ビッグビジネスにはならないかもしれないけど、「自分らしい生き方」を貫かないとね。
結局は、Stay Yourself!
イイコト、言うでしょ!?(爆笑)
追伸:諸事情により停滞気味だったブログの更新も、また、頑張ろうかな!?
Stay Focused, Stay Yourself !
8/23(火)から始まった法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科の夏期集中講義は、明日が最終日。
仕事上の講演やゲスト講師は何度も経験してきているが、単位の対象となる「正規の授業」は、僕にとって初めての経験であり、チャレンジだったが、真摯な態度の受講生の面々のお陰で無事に終了できそうである。
因みに、明日の授業は、ビズシークという会社を楽天に売却し、その後、楽天球団の設立に参加したり、様々なネットビジネスの「パトロン(エンジェル投資家)」として有名な「おざーん(小澤隆生氏)」と、元パチプロで現在はベーシックというネットベンチャーの経営者の「秋山 勝」氏にゲスト講師として登壇していただくことになっている。
つまり、前回の授業で僕の講義は終了。明日は、僕も受講生のひとりとして、彼らの話から学びたいと思う。
ところで、前回の授業の最後に、僕は受講生の面々に、ある「言葉」を贈った。
「贈る言葉」という意味では、アップルCEOを辞任した Steve Jobs がスタンフォード大学の卒業式で言った「Stay hungry, Stay foolish」が有名だが、最初に買ったパソコンがMacintosh だった僕は、彼の言葉に因んで、次の言葉を贈った。
Stay Focused, Stay Yourself !
ドラッカーが言うとおり、イノベーションは「強み」に立脚しなければ成し得ない。
そして、強みを発揮できる分野に「集中」することが必要である。
つまりは、自分が得意な分野、自分が自分でいられるフィールドで戦うということである。
青く見える「隣の芝生」を求めるのではなく、自分の芝生に栄養をやり、手間暇をかけて育てていくこと、「自分自身でいる勇気」が必要だ。
まずは、そういう自分自身が実践しないとね!!
仕事上の講演やゲスト講師は何度も経験してきているが、単位の対象となる「正規の授業」は、僕にとって初めての経験であり、チャレンジだったが、真摯な態度の受講生の面々のお陰で無事に終了できそうである。
因みに、明日の授業は、ビズシークという会社を楽天に売却し、その後、楽天球団の設立に参加したり、様々なネットビジネスの「パトロン(エンジェル投資家)」として有名な「おざーん(小澤隆生氏)」と、元パチプロで現在はベーシックというネットベンチャーの経営者の「秋山 勝」氏にゲスト講師として登壇していただくことになっている。
つまり、前回の授業で僕の講義は終了。明日は、僕も受講生のひとりとして、彼らの話から学びたいと思う。
ところで、前回の授業の最後に、僕は受講生の面々に、ある「言葉」を贈った。
「贈る言葉」という意味では、アップルCEOを辞任した Steve Jobs がスタンフォード大学の卒業式で言った「Stay hungry, Stay foolish」が有名だが、最初に買ったパソコンがMacintosh だった僕は、彼の言葉に因んで、次の言葉を贈った。
Stay Focused, Stay Yourself !
ドラッカーが言うとおり、イノベーションは「強み」に立脚しなければ成し得ない。
そして、強みを発揮できる分野に「集中」することが必要である。
つまりは、自分が得意な分野、自分が自分でいられるフィールドで戦うということである。
青く見える「隣の芝生」を求めるのではなく、自分の芝生に栄養をやり、手間暇をかけて育てていくこと、「自分自身でいる勇気」が必要だ。
まずは、そういう自分自身が実践しないとね!!
Thanks & Good bye, Jobs !
シリコンバレーから戻って、あっという間に3週間が過ぎた。
帰国後の最初の週は出発前から何件かアボが入っていたり、Jannovation week PR用のレポートを書いたり、反省会があったりと忙しくしており、法政大学MBAの夏期集中講義の準備に取りかかれたのは、その翌週からだったが、何とか準備は間に合い、昨日で3日目を終えた。
ところで、既に周知のとおり、Apple創業者の Steven Jobs が同社のCEOを退任した。
初めて買ったパソコンが Macintosh だった僕にとって、Jobs の退任は、感慨深いものがある。
セールスフォース創業者のマークベニオフが、ひとつの時代が終わったとTwitterに書いていた…。
ところで、僕の夏期集中講義のテーマは「イノベーションと起業家精神」。
僕の人生の「目的(大袈裟に言えば使命)」を明確にし、自分の講義に負けないよう、頑張ろう。
iPhoneからの投稿@代々木公園で子供の自転車の練習中!
帰国後の最初の週は出発前から何件かアボが入っていたり、Jannovation week PR用のレポートを書いたり、反省会があったりと忙しくしており、法政大学MBAの夏期集中講義の準備に取りかかれたのは、その翌週からだったが、何とか準備は間に合い、昨日で3日目を終えた。
ところで、既に周知のとおり、Apple創業者の Steven Jobs が同社のCEOを退任した。
初めて買ったパソコンが Macintosh だった僕にとって、Jobs の退任は、感慨深いものがある。
セールスフォース創業者のマークベニオフが、ひとつの時代が終わったとTwitterに書いていた…。
ところで、僕の夏期集中講義のテーマは「イノベーションと起業家精神」。
僕の人生の「目的(大袈裟に言えば使命)」を明確にし、自分の講義に負けないよう、頑張ろう。
iPhoneからの投稿@代々木公園で子供の自転車の練習中!
Things happen for reasons. 人生はすべて必然。
8/1(月)から始まった「jannovation week」。
今日(8/5)の「jannovation jam(ピッチコンテスト)」と「TANABATA Festival of HOPE」で、すべてのプログラムが終了した。
時差ぼけと戦いながら過ごした一週間を振り返り、僕が感じたことを忘れないように書き留めておきたい。
Plug and Play Tech Center の大ホールで開催された「jannovation jam」で、不慣れな英語で一生懸命にプレゼンする日本人起業家の人達、仙台とのライブ中継、そして、在サンフランシスコ日本国総領事館の総領事、猪俣弘司氏のスピーチ(立場を考えれば当然かもしれないが、とても洗練された英語で、素晴らしい内容のスピーチをされていた)等を見聞きし、優等生的発言に思われるかもしれないが、僕は「戦後の焼け野原」から日本を経済大国にまで復興させた「先輩達」の苦労を考えた。
ソニーやホンダ、パナソニック、シャープ、日立、東芝、そして、今や世界最大と言ってもよい自動車メーカーとなったトヨタ等、それらの企業の創業者の方々、そして、幹部社員として米国に乗り込み、顧客を開拓し、ビジネスを創っていった諸先輩のことを思えば、僕たちは、言葉にするのもナンセンスなぐらい、とても恵まれている。
昭和の高度経済成長期に幼少期を過ごした僕たち世代は間違いなく、その恩恵に浴し、高度な教育を受けてきた。そのお陰で、今日の生活をしている。
その事実を僕たちは真摯に受け止め、日本の将来に何を残せるのか?そのことを真剣に考えなければいけない。
たしかに、日本人女性と結婚し、日本が好きなのは当然としても、あくまでもアメリカ人であるアレン・マイナーが、ここまでして、ソニー、ホンダに続くグローバルプレイヤー(起業家と企業)を輩出しようと奮闘している姿を目の当たりにし、僕は、そのことの意味を改めて考えさせられた。
明治生まれの祖父母は勿論、もう24年も前に他界した昭和一桁生まれの僕の父親(母は33年前に他界した)は、自宅でヤギを飼い、彼の弟や妹はヤギの餌の草を刈り、ヤギの乳を飲み(動物性タンパク源だったらしい)、新聞配達だか何だったか忘れたが、子供の頃から家計を助け、毎日毎日を真剣に生きてきた。
そして、母と結婚した後は、僕たち3人兄弟を育ててくれた。
創業に携わった会社がマザーズに上場したり、Yahoo! JAPANに売却したりと言えば、今風で聞こえがいいかもしれないが、祖父母や両親がしてきた苦労や彼らが身を以て残してくれた言葉にできない教えと比較したら、僕が今までしてきたことなんて、ゴミのようなものだ。
こんなことぐらいで、いい気になってはいけない。
話をアレンに戻すと、彼はたしかに、ビジョナリーで発想力がある一方、物事を具体的に落とし込む能力や組織運営など、オペレーショナルな仕事が苦手な人間だが、僕自身も似たような人間であり、インタースコープの頃は社員の人達に負担や迷惑をかけてきた経緯があり、彼のことも、彼のような経営者の元で働く人達の気持ちもよく理解できる。
期せずして、4度目の年男の年に「東北地方」を大災害が襲い、生まれ育った福島県は「原発」の被害に苛まれている。
そして、その4度目の年男の年に、約2年半ぶりにアレンと再会したことは、何かの意味があるのかもしれない。
僕は中学生の頃から、いつかは海外に留学したいと思っていたし、20代の頃は、借金をしてまで毎年2回もNew York に行っていたが、結局は一度も海外で生活したことはなく、自分の力だけでは海外の仕事はできずに4度目の年男を迎えている。
色々な意味で彼の力を借りながら、「挑戦する人を創出し、広く社会に『勇気と自信』と『希望』をもたらす、新しい社会的価値を創造する」という、僕がドリームビジョンの企業理念に定めていることを具現化していけたら、それはお互いにとってハッピーなことかもしれない。
Things happen for reasons. 人生はすべて必然。
追伸:ドリームビジョンのウェブサイトでは「勇気と自信」と「感動」となっているのは、僕が手間と微々たるお金を惜しんで放置しているからです。これを機に修正します。
今日(8/5)の「jannovation jam(ピッチコンテスト)」と「TANABATA Festival of HOPE」で、すべてのプログラムが終了した。
時差ぼけと戦いながら過ごした一週間を振り返り、僕が感じたことを忘れないように書き留めておきたい。
Plug and Play Tech Center の大ホールで開催された「jannovation jam」で、不慣れな英語で一生懸命にプレゼンする日本人起業家の人達、仙台とのライブ中継、そして、在サンフランシスコ日本国総領事館の総領事、猪俣弘司氏のスピーチ(立場を考えれば当然かもしれないが、とても洗練された英語で、素晴らしい内容のスピーチをされていた)等を見聞きし、優等生的発言に思われるかもしれないが、僕は「戦後の焼け野原」から日本を経済大国にまで復興させた「先輩達」の苦労を考えた。
ソニーやホンダ、パナソニック、シャープ、日立、東芝、そして、今や世界最大と言ってもよい自動車メーカーとなったトヨタ等、それらの企業の創業者の方々、そして、幹部社員として米国に乗り込み、顧客を開拓し、ビジネスを創っていった諸先輩のことを思えば、僕たちは、言葉にするのもナンセンスなぐらい、とても恵まれている。
昭和の高度経済成長期に幼少期を過ごした僕たち世代は間違いなく、その恩恵に浴し、高度な教育を受けてきた。そのお陰で、今日の生活をしている。
その事実を僕たちは真摯に受け止め、日本の将来に何を残せるのか?そのことを真剣に考えなければいけない。
たしかに、日本人女性と結婚し、日本が好きなのは当然としても、あくまでもアメリカ人であるアレン・マイナーが、ここまでして、ソニー、ホンダに続くグローバルプレイヤー(起業家と企業)を輩出しようと奮闘している姿を目の当たりにし、僕は、そのことの意味を改めて考えさせられた。
明治生まれの祖父母は勿論、もう24年も前に他界した昭和一桁生まれの僕の父親(母は33年前に他界した)は、自宅でヤギを飼い、彼の弟や妹はヤギの餌の草を刈り、ヤギの乳を飲み(動物性タンパク源だったらしい)、新聞配達だか何だったか忘れたが、子供の頃から家計を助け、毎日毎日を真剣に生きてきた。
そして、母と結婚した後は、僕たち3人兄弟を育ててくれた。
創業に携わった会社がマザーズに上場したり、Yahoo! JAPANに売却したりと言えば、今風で聞こえがいいかもしれないが、祖父母や両親がしてきた苦労や彼らが身を以て残してくれた言葉にできない教えと比較したら、僕が今までしてきたことなんて、ゴミのようなものだ。
こんなことぐらいで、いい気になってはいけない。
話をアレンに戻すと、彼はたしかに、ビジョナリーで発想力がある一方、物事を具体的に落とし込む能力や組織運営など、オペレーショナルな仕事が苦手な人間だが、僕自身も似たような人間であり、インタースコープの頃は社員の人達に負担や迷惑をかけてきた経緯があり、彼のことも、彼のような経営者の元で働く人達の気持ちもよく理解できる。
期せずして、4度目の年男の年に「東北地方」を大災害が襲い、生まれ育った福島県は「原発」の被害に苛まれている。
そして、その4度目の年男の年に、約2年半ぶりにアレンと再会したことは、何かの意味があるのかもしれない。
僕は中学生の頃から、いつかは海外に留学したいと思っていたし、20代の頃は、借金をしてまで毎年2回もNew York に行っていたが、結局は一度も海外で生活したことはなく、自分の力だけでは海外の仕事はできずに4度目の年男を迎えている。
色々な意味で彼の力を借りながら、「挑戦する人を創出し、広く社会に『勇気と自信』と『希望』をもたらす、新しい社会的価値を創造する」という、僕がドリームビジョンの企業理念に定めていることを具現化していけたら、それはお互いにとってハッピーなことかもしれない。
Things happen for reasons. 人生はすべて必然。
追伸:ドリームビジョンのウェブサイトでは「勇気と自信」と「感動」となっているのは、僕が手間と微々たるお金を惜しんで放置しているからです。これを機に修正します。
3年ぶりの San Francisco!(続編)
時差ぼけと戦いながら頑張ってきた「jannovation week」も明日が最後。
午前中の「Wrap-up Session」の後、ランチを挟んで、いよいよメインイベントの「ピッチコンテスト」。その後は、TANABATA Festival of HOPE。
どんなフィナーレを迎えるのか?とても楽しみである。
ところで、今日は朝8時にホテルを出発し、サンフランシスコに向かった。
バスの中で、シリコンバレーに家を借りている法政大学の田路教授から「facebook がMenlo Park に移転する(エンジニアを何千人も採用するらしい)ことの影響を受けて現地の住宅価格が高騰しており、I.T.業界、特に高給取りのエンジニアはいいが、他の業界の人間は住めなくなるだろう」という話を聞いた。
因みに、シリコンバレーでは、優秀なエンジニアになると、100,000ドルは極普通で、中には「200,000ドル(1ドル=80円として1,600万円!100円なら2,000万円!)も珍しくないらしい。
その一方、バイオ業界は干上がっており、博士課程を修了した人間の初任給は、なんと「35,000ドル(1ドル=80円として280万円)」である。
物価の高いシリコンバレーでは住めないだろう。
そんな話を聞きながらサンフランシスコに到着。
最初の訪問先は「RocketSpace」というインキュベーションセンター運営企業。スコットランド出身のCEO(Mr. Duncan Logan)は、とても分かり易く、ゆっくりとした口調で、彼らの戦略を説明してくれた。
次は、サイバーエージェント・アメリカ社長の西條さんの話。
米国に進出したばかりの頃の苦労話や、そもそも、どうして米国進出を決めたのか?また、なぜ、途中から自分自身がサンフランシスコに来たのか?等、とても参考になる話をしていただいた。
続いて、RocketSpaceに入っている「Kicklabs」というデジタルメディアに特化したインキュベーション&投資会社のCEOの講演。デジタルメディアに特化している理由など、ネット業界に対する見方等、参考になる内容だった。
さて、最後は「Engine Yard」という、Ruby を使ったクラウド関連、具体的には「PaaS(Platform as a Service)」に特化したスタートアップを訪問した。
因みに、同社のオフィスがある 500, 3rd Street の周辺には、約250社のスタートアップが集積しているらしい。
そういえば、デジタルガレージの林さん達と2004年12月に訪問したTechnorati というブログ検索エンジン運営企業も、この辺にあった。
話をEngine Yard に戻すと、とても経営体制がしっかりしている、独自の企業文化を形成している、最小限のサービスから始めて、常に自分達がフォーカスすべき領域を定めている等、とても魅力的な会社だ。
CEOのMr. John Dillon はオラクルOBで、セールスフォース・ドットコム初期のメンバーでCEOも務めた経験のある、とても聡明な経営者だった。
彼が言っていた「5つのポイント」は、とても参考になる。
1. Customer Experience 全体に心骨を注ぐ。
2. Minimum & Small でスタートする(顧客にとって分かり易く、必要最低限なサービスで始める)
3. Hire right talent(企業は成長のプロセスで必要な人材が異なってくる)
4. Being ready for Change(変化を善しとする企業文化を創る)
5. Stay focus & solve problem before go to Next Step(常にフォーカスする。問題を見つけ、次に進む前に必ず問題を解決する)
言われてみれば当たり前の話ばかりだが、なかなか実行できるものではない。
僕にとっては、特に2.4.5.が心に響いた。
ところで、今日は夕方に予定されていたサンブリッジ関係者のMTGが無くなったので、ひとり、サンフランシスコに残り、3年ぶりの街中を散策した。
その後は、昨夜、Sunnyvale で夕食をご一緒した、僕が法政大学経営大学院(MBA)で担当させていただいていた亀井さんの自宅を訪ね(高台にあるステキなお宅だった)、アメリカ人のご主人とお嬢さんと僕の4人で食事をした。
手ぶらで行くのは気が引けたので、この9月から高2になるお嬢さんにオレンジ色のTシャツを買っていったところ、「Really ? Thank you.」と言って喜んでくれた。
思春期のお嬢さんは、食事が終わってしばらくすると自分の部屋に戻ってしまったが、その後、亀井さんのご主人と亀井さんと3人で、子供の教育のこと、日米の政治・経済のこと等、色々な話ができたのは、とても楽しかった。
わざわざSunnyvale まで送ってくれて、とても感謝である。
さて、明日の Wrap-up Session は、またしても僕がファシリテイターとなった。
参加者の皆さんの学びがより深くなるよう、一生懸命に対応したい。
午前中の「Wrap-up Session」の後、ランチを挟んで、いよいよメインイベントの「ピッチコンテスト」。その後は、TANABATA Festival of HOPE。
どんなフィナーレを迎えるのか?とても楽しみである。
ところで、今日は朝8時にホテルを出発し、サンフランシスコに向かった。
バスの中で、シリコンバレーに家を借りている法政大学の田路教授から「facebook がMenlo Park に移転する(エンジニアを何千人も採用するらしい)ことの影響を受けて現地の住宅価格が高騰しており、I.T.業界、特に高給取りのエンジニアはいいが、他の業界の人間は住めなくなるだろう」という話を聞いた。
因みに、シリコンバレーでは、優秀なエンジニアになると、100,000ドルは極普通で、中には「200,000ドル(1ドル=80円として1,600万円!100円なら2,000万円!)も珍しくないらしい。
その一方、バイオ業界は干上がっており、博士課程を修了した人間の初任給は、なんと「35,000ドル(1ドル=80円として280万円)」である。
物価の高いシリコンバレーでは住めないだろう。
そんな話を聞きながらサンフランシスコに到着。
最初の訪問先は「RocketSpace」というインキュベーションセンター運営企業。スコットランド出身のCEO(Mr. Duncan Logan)は、とても分かり易く、ゆっくりとした口調で、彼らの戦略を説明してくれた。
次は、サイバーエージェント・アメリカ社長の西條さんの話。
米国に進出したばかりの頃の苦労話や、そもそも、どうして米国進出を決めたのか?また、なぜ、途中から自分自身がサンフランシスコに来たのか?等、とても参考になる話をしていただいた。
続いて、RocketSpaceに入っている「Kicklabs」というデジタルメディアに特化したインキュベーション&投資会社のCEOの講演。デジタルメディアに特化している理由など、ネット業界に対する見方等、参考になる内容だった。
さて、最後は「Engine Yard」という、Ruby を使ったクラウド関連、具体的には「PaaS(Platform as a Service)」に特化したスタートアップを訪問した。
因みに、同社のオフィスがある 500, 3rd Street の周辺には、約250社のスタートアップが集積しているらしい。
そういえば、デジタルガレージの林さん達と2004年12月に訪問したTechnorati というブログ検索エンジン運営企業も、この辺にあった。
話をEngine Yard に戻すと、とても経営体制がしっかりしている、独自の企業文化を形成している、最小限のサービスから始めて、常に自分達がフォーカスすべき領域を定めている等、とても魅力的な会社だ。
CEOのMr. John Dillon はオラクルOBで、セールスフォース・ドットコム初期のメンバーでCEOも務めた経験のある、とても聡明な経営者だった。
彼が言っていた「5つのポイント」は、とても参考になる。
1. Customer Experience 全体に心骨を注ぐ。
2. Minimum & Small でスタートする(顧客にとって分かり易く、必要最低限なサービスで始める)
3. Hire right talent(企業は成長のプロセスで必要な人材が異なってくる)
4. Being ready for Change(変化を善しとする企業文化を創る)
5. Stay focus & solve problem before go to Next Step(常にフォーカスする。問題を見つけ、次に進む前に必ず問題を解決する)
言われてみれば当たり前の話ばかりだが、なかなか実行できるものではない。
僕にとっては、特に2.4.5.が心に響いた。
ところで、今日は夕方に予定されていたサンブリッジ関係者のMTGが無くなったので、ひとり、サンフランシスコに残り、3年ぶりの街中を散策した。
その後は、昨夜、Sunnyvale で夕食をご一緒した、僕が法政大学経営大学院(MBA)で担当させていただいていた亀井さんの自宅を訪ね(高台にあるステキなお宅だった)、アメリカ人のご主人とお嬢さんと僕の4人で食事をした。
手ぶらで行くのは気が引けたので、この9月から高2になるお嬢さんにオレンジ色のTシャツを買っていったところ、「Really ? Thank you.」と言って喜んでくれた。
思春期のお嬢さんは、食事が終わってしばらくすると自分の部屋に戻ってしまったが、その後、亀井さんのご主人と亀井さんと3人で、子供の教育のこと、日米の政治・経済のこと等、色々な話ができたのは、とても楽しかった。
わざわざSunnyvale まで送ってくれて、とても感謝である。
さて、明日の Wrap-up Session は、またしても僕がファシリテイターとなった。
参加者の皆さんの学びがより深くなるよう、一生懸命に対応したい。
シリコンバレーで起業した「3人」。
今日の午前中は、シリコンバレーに来て会社を設立し、頑張っている方々をパネラーとしてお招きして、パネルディスカッションを行った。
今回の jannovation week での僕は添乗員のような立場のはずだったが、急遽、今日のセッションのモデレーターをすることになった。
パネラーは、以下の3名の方々。
ひとりは、Miselu, Inc. Founder の吉川さん。僕にとっては20年来の友人である。
もうひとりは、fluxflex, Inc. CEO, Co-Founder の久保さん。
実は、もうひとりの Co-Founder の深海さんには、僕が主催者のひとりとして運営している「Innovation Weekend」に登壇していただいており、何かの「縁」を感じる。
3人目は、Smash Booth, Inc. Founder の船木さん。数年前に学生ビザでサンフランシスコに来て、そのままこちらに残り、会社を設立された。
僕は、吉川さんから色々な話を聞いているので Big Surprise はなかったが、日本に限らず、シリコンバレーも「コネクション」社会であり、現地のローカル(起業家)コミュニティに入れるどうか?がKeyだという話は、僕がひと頃、関わっていたロシアでも同じである。
また、吉川さん曰く、「絶対に帰らない」という姿勢がないと、こちらの投資家から資金を集めることはできないという話は、僕が社外取締役を務めるラソナ創業者の岡村が、スペインの画家の登竜門で日本人で初めて優勝したにも関わらず、結婚していないという理由でギャラリー(スポンサー)がつかなかったという話を思い出させた。
それ以外の話では、EXIT(出口)に関する議論は、参加者の方にとって参考になったと思う。
Apple, Google, facebook, Twitter といったスマッシュヒットは天文学的確率の世界であり、現実的には、5億、10億、15億、30億といった規模でのEXIT(M&Aで売却)を想定して会社を創り頑張ることは、特に、20代、30代前半の人であれば、まず、最初のトラックレードをつくることにもなるし、経済的にも報われるという意味で、狙っていくべき姿ではないか?というアドバイスは、そのとおりだと思う。
fluxflex の久保さんは、そのような姿勢を「凡人でも成功できるやり方」と称しており、共同創業者の深海さんは「早期のEXITを狙っています」と言っていた。
また、Smash Booth の船木さん(現在28歳)の「経済的成功は求めたいです。今の状況では、家族を持つという選択肢は考えられないし、理想的には、あと2~3年で最初のEXITを達成したいと思っています」という発言を聞き、自分自身が20代の頃のことを思い出した。
キレイごとではなく、大きなリスクを取り、人生を懸けて頑張っている「起業家」にとって、「経済的な成功」を求めることは当然のことである。
僕(達)がインタースコープをYahoo! JAPANに売却した際、ベンチャー仲間からは「おめでとう!」というメールや電話があったが、大企業に勤務する、ある知人からは真逆の反応があったりもした(一方、大企業に勤める知人でも、お祝いの宴席を用意してくれた方もいた)。
いずれにしても、インタースコープは業界有数の会社になり、売上も「成長」していたし、尚かつ「黒字」だったわけで、たしかに、IPOは断念したが、僕たちにとっては「成功」以外の何物でもなかった。
ドラッカーも言っているとおり、起業は「経済的行為」であり、自分の人生(時間)という最大の資産を懸けるという意味で、最大の「投資行為」とも言える。
但し、大きな経済的リターンは、社会を変えたり、社会に大きな価値をもたらすことで初めて実現される。
つまり、「自分のリターンが先ではない」ということだ。
今回のツアーに参加している方々の中から、ひとりでも多くの方が「EXIT」を実現し、そして、また、次のチャレンジに向けて頑張っていく人が現れることを期待したい。
そして、次のチャレンジは、再度の起業でもいいし、NPOを創るでも、学校で教えるでも、エンジェル投資家として次世代を育てるでも、はたまた、世界一周の旅に出るのでもいい。
何をするにしても「自分にとっての成功」を定義し、それを追求することが大切である。
他でもない「自分の人生」を生きているわけで・・・。
今回の jannovation week での僕は添乗員のような立場のはずだったが、急遽、今日のセッションのモデレーターをすることになった。
パネラーは、以下の3名の方々。
ひとりは、Miselu, Inc. Founder の吉川さん。僕にとっては20年来の友人である。
もうひとりは、fluxflex, Inc. CEO, Co-Founder の久保さん。
実は、もうひとりの Co-Founder の深海さんには、僕が主催者のひとりとして運営している「Innovation Weekend」に登壇していただいており、何かの「縁」を感じる。
3人目は、Smash Booth, Inc. Founder の船木さん。数年前に学生ビザでサンフランシスコに来て、そのままこちらに残り、会社を設立された。
僕は、吉川さんから色々な話を聞いているので Big Surprise はなかったが、日本に限らず、シリコンバレーも「コネクション」社会であり、現地のローカル(起業家)コミュニティに入れるどうか?がKeyだという話は、僕がひと頃、関わっていたロシアでも同じである。
また、吉川さん曰く、「絶対に帰らない」という姿勢がないと、こちらの投資家から資金を集めることはできないという話は、僕が社外取締役を務めるラソナ創業者の岡村が、スペインの画家の登竜門で日本人で初めて優勝したにも関わらず、結婚していないという理由でギャラリー(スポンサー)がつかなかったという話を思い出させた。
それ以外の話では、EXIT(出口)に関する議論は、参加者の方にとって参考になったと思う。
Apple, Google, facebook, Twitter といったスマッシュヒットは天文学的確率の世界であり、現実的には、5億、10億、15億、30億といった規模でのEXIT(M&Aで売却)を想定して会社を創り頑張ることは、特に、20代、30代前半の人であれば、まず、最初のトラックレードをつくることにもなるし、経済的にも報われるという意味で、狙っていくべき姿ではないか?というアドバイスは、そのとおりだと思う。
fluxflex の久保さんは、そのような姿勢を「凡人でも成功できるやり方」と称しており、共同創業者の深海さんは「早期のEXITを狙っています」と言っていた。
また、Smash Booth の船木さん(現在28歳)の「経済的成功は求めたいです。今の状況では、家族を持つという選択肢は考えられないし、理想的には、あと2~3年で最初のEXITを達成したいと思っています」という発言を聞き、自分自身が20代の頃のことを思い出した。
キレイごとではなく、大きなリスクを取り、人生を懸けて頑張っている「起業家」にとって、「経済的な成功」を求めることは当然のことである。
僕(達)がインタースコープをYahoo! JAPANに売却した際、ベンチャー仲間からは「おめでとう!」というメールや電話があったが、大企業に勤務する、ある知人からは真逆の反応があったりもした(一方、大企業に勤める知人でも、お祝いの宴席を用意してくれた方もいた)。
いずれにしても、インタースコープは業界有数の会社になり、売上も「成長」していたし、尚かつ「黒字」だったわけで、たしかに、IPOは断念したが、僕たちにとっては「成功」以外の何物でもなかった。
ドラッカーも言っているとおり、起業は「経済的行為」であり、自分の人生(時間)という最大の資産を懸けるという意味で、最大の「投資行為」とも言える。
但し、大きな経済的リターンは、社会を変えたり、社会に大きな価値をもたらすことで初めて実現される。
つまり、「自分のリターンが先ではない」ということだ。
今回のツアーに参加している方々の中から、ひとりでも多くの方が「EXIT」を実現し、そして、また、次のチャレンジに向けて頑張っていく人が現れることを期待したい。
そして、次のチャレンジは、再度の起業でもいいし、NPOを創るでも、学校で教えるでも、エンジェル投資家として次世代を育てるでも、はたまた、世界一周の旅に出るのでもいい。
何をするにしても「自分にとっての成功」を定義し、それを追求することが大切である。
他でもない「自分の人生」を生きているわけで・・・。