シリアルアントレプレナー 「3度目の起業」と「初めての子育て」 -10ページ目

人生はすべて必然!(10年ぶりの偶然?の再会)

大学4年生の時、六本木のダーツバーで知り合ったアメリカ人の友人がいる。

ひとりは、Frank Ryan といい、出身はNew York だが、現在はSan Diegoに住んでいる。
もうひとりは、Robert Trojanで、彼はNew Jersey に住んでいる。

ふたりとも2001年に会って以来なので、最後に会ってから10年になる。

さすがに東海岸はリアリティがないかと思い、Bob(Robert のニックネーム)には連絡をしなかったが、ホテルからfacebookで Frankに連絡をしたところ、なんとサンフランシスコに来ているという!

何という「偶然(必然?)」だろう。

実は、いつものように時差ぼけが酷く、今夜のMeetupパーティを諦めて、スタンフォード大学からFrankに電話をしたところ、サンフランシスコから僕の滞在先のホテルまで来てくれることになった。

「縁」があるとしか言いようがない。

神様に感謝である。

さて、彼が来るまで、一眠りすることにしよう。

追伸:喉が渇いたのでホテルの近くの「大衆バー(そういうところしかない!)」に行き、ハイネケンを一杯飲んで帰る際に、入口付近にいた男性に「Excuse me, sir.」と言ったところ、「Don't call me sir. No kidding !」という言葉が返ってきた。たしかに、sir. という感じの男性ではないが、「No, I'm not kidding you. It's my habit !」と言ったら、笑っていた。僕は、こういう何気ない会話が好きだ。

人間はボスを持つべきではない。by Paul Graham

jannovation week 2日目の今日は、スタンフォードでのレクチャー、続いて、最終日のピッチコンテストのトレーニングセッション。

そして、ランチを挟んで、今は「Y-Combinator」出身の Mr. Ray Grieslhuber という起業家のセッション。

彼は流暢な日本語を話し、彼が創業した会社名は「Ginzamarkets Inc.」。

奥さんは日本人。最初に起業したのも日本だという。

その彼から聞いた話だが、Y-Combinater 創業者の Paul Graham は、「人間はボスを持つべきではない」と言っているらしい。

一方、羊に率いられた100匹のオオカミは、勇敢なオオカミに率​いられた100匹の羊に負ける、という言葉を聞いたことがある。

ボスとリーダーの定義の違いということか・・・。

Dr. Richard Dasher の講義(@スタンフォード大学)

Dr. Richard Dasher の講義。

シリコンバレーのスタートアップの場合、シード(エンジェル)ラウンドで、約25%を放出する。
上場時の創業者達のシェアは、10%程度。
日本の様に、創業者達が過半数を持っているケースは稀である。

EXITは、99社が大手企業への売却。1社がIPO。
因みに、Google は、過去10年で85社を買収している。

EXIT は「極めて重要」。
起業家は「親」のような存在であり、子供(企業)は大きくなったら親元(起業家)から出て行く。

起業家は、リソースがないところからビジネスを興すが、大企業の経営者に向く人は、リソースを管理しながら、新しいことを立ち上げて行く。

未公開の時代には「自分の会社」という認識でもいいかもしれないが、公開企業となった後は、他人の財産を預かり管理・運用し、その価値を向上させていく立場(仕事)だという認識に変える必要がある。

教授の話は、既存の知識ではあったが、経験者の僕にとって、「EXIT」は極めて重要という話は、自分がやってきたことの意味を改めて認識することができ、また、それが正しい選択だったと確信させてくれた。

僕は、大きな組織を経営することには向かないし、そういう能力はない。

田部さん(インフォプラントと合併した後、Yahoo! Value Insight 時代)、そして、杉本さん(マクロミル)に受け継いでもらえたことは、色々な意味で良かったと思う。

3年ぶりのSan Francisco!

UA852 to San Francisco の機内。幸いにして隣りの席は、グアム出身の中学高校を卒業したばかりの女の子だった。

トイレが近い僕は、窓際の席を通路側に代わって欲しいと言ったところ、快諾してくれた。

あまりに具合いが悪そうにしているので、Are you sick? と訊くと、Just a time difference. という返事が返ってきた。

時間軸的に言うと、そういう会話をきっかけに、Where do you come from originally? と質問したところ、Guam ということだった。

「グアムには、2度程、行ったことがある。いいところだよね」というと、ニコッと笑った。

ところで、グアムは、僕たちの子供を連れて初めて行った海外旅行ということもあり、思い出深い場所だ。

中学を卒業したばかりということは、日本なら15歳。

僕の年齢(48歳)的には、そんな子供がいても全然おかしくない。

一般的な日本人は、旅先で見知らぬ人に声をかけたり、たまたま隣り同士になった人との会話を楽しむということには消極的なようだが、僕は若い頃から、そういう「偶然の出会い」を積極的に楽しんできた。

そんなふうにして東京のあるダーツバーで知り合ったアメリカ人の友人達とは、お互いの実家に招待し合う親友になった。

チャンスは、どこにでも転がっている。

ビジネスも然り。

I've just arrived at SanFrancisco International Airport!

平石@iPhoneから送信

誰をバスに乗せるか?

今日は東急バスに乗り、おそらく3年ぶりの「林試の森公園」に来た。

林業試験場の跡地なのか今も現役の林業試験場なのかは分からないが、公園の中に「じゃぶじゃぶ池」という子供が水遊びできる場所があり、保育園で一緒の友達数家族で、お弁当を持ってやって来た。

名前の通り、様々な樹木が生い茂った森は直射日光を遮り、涼しい風が吹いている。

都心とは思えない、素晴らしい環境である。

忙しい日々をリセットする上でも、最適な場所だ。

ところで、僕の仕事は、ドリームビジョン、サンブリッジ、法政大学経営大学院と色々な立場があるが、そのいずれも、将来有望な起業家や起業家の卵を発掘し、投資をしたり、成長するための支援をすることという意味では、本質は同じである。

そのような仕事を通じて最近、改めて思うことは、どんな事業をするのかは勿論だが、機能する経営チームを創れるかどうか?が、何にも増して大切だということだ。

では、機能する経営チームに求められることは何か?

それは、価値観を共有し、判断基準にブレがないことだ。

事業上の判断もあるが、それは、人材の採用と「組織文化(カルチャー)」を形成していく上で、とても大きな影響を及ぼす。

誰をバスに乗せるのか?逆説的に言えば、誰をバスに乗せないのか?を決めることと同義である。

そして、それは創業者の価値観と人間性に依るところが大きい。

自分の弱点を補ってくれ、自分よりも秀でたところを持つ優秀な人間を惹きつける何かを持っているか?

それがすべてと言ってもいい。

今の日本の政治の混迷は、共有する価値観がなく、政策に対する判断基準もないことに起因すると思う。

つまり、日本という船は、どんな生き方をする人を応援し、どんなチームを創ろうとしているのか?そのビジョンもグランドデザインもないということだ。

あるのは、赤字国債を発行し、将来世代にツケを回すことだけか?

そんな会社があったら、先は見えている。

かつて、大前研一氏が唱えていた「平成維新」が、今こそ必要である。

iPhoneからの投稿@林試の森公園

「投資先の経営者」の「結婚披露宴」で想ったこと。

昨日は、イミオドリームビジョンの投資先)の倉林さんの結婚披露宴があった。

10年前には、投資先の経営者の結婚披露宴に出席させてもらう日が来るなど、想像すらしたことがなかった。

彼は筑波大付属駒場高校からストレートで東京大学に合格した、いわゆるエリートだが、披露宴で紹介された少年時代の映像は、暴走族そのものというか、金髪にヒゲを生やし、いったいコイツ、何者なんだ?という感じだった。

その頃の彼に会ってみたかった。

新婦は、滝川クリステル似の知的で芯の強そうな女性で、彼女なら、彼の類い稀な才能を引き出してくれるだろう。

ところで、倉林さんと出会ったのは2005年。ETICが運営するNEC起業塾という、社会起業家を育成するプログラムの最終選考会だった。

当時の彼は、パキスタンで「フェアトレード」で製造したサッカーボールを販売するグローバルトレーディングという会社を経営していた。

第一印象は「才能はあるけど、イマイチ、本気じゃないな・・・」という感じで、僕はそれほど積極的に関わろうとはしなかったが、その1年半後の2006年の秋、「株式公開を目指して頑張るので相談にのって欲しい」というメールが送られてきた。

その時の彼は、決意表明の代わりに頭を丸坊主にし、黒のスーツを着て、神妙な顔つきで僕のオフィスにやってきた。

要するに、勝負をかけるための軍資金が必要で、投資家を紹介して欲しい、ということだった。

一通り、彼の話を聞いた後、「紹介できるところはたくさんあるけど、迷惑でなければ、僕にも出資させて欲しい」と言ったことが、倉林さんとの付き合いの始まりだった。

500万円や1,000万円のお金を出せる人や会社は掃いて捨てるほどあるわけで、その中で、僕を選んでくれたことに、とても感謝をしている。

ところで、イミオとして、まだリリースは出していない(自社のウェブサイトに記載はするとしても、特に、リリースを出す必要性はないだろう)が、未公開のベンチャー企業だし、問題ないだろうということで、このエントリーで書いてしまうが、つい先日、増資を行った。

それを引き受けてくれたのは、僕の知り合いのベンチャー企業とその経営者だが、彼が、さすがだな・・・ということを言っていた。

「みんなは、どうして、倉林さんと一緒にやっているわけ?イミオの求心力は何なの?」

また、僕が彼に増資を引き受けてもらえるかどうかの感触を確認するメールを送ったところ、「筑波大付属駒場高校からストレートで東大に合格し、イミオも1年前ぐらいまでは順調に来たわけですけど、ここ最近の苦労で、無謀とも思えるような突破力というか、勢いに任せて突き進むという、彼の良さが失われないといいんですけど・・・。それが懸念材料です」という返事が返ってきた。

僕のブログを丁寧に読んで下さっている方はご記憶にあるかもしれないが、その主は「元パチプロ」の方である。

たった1~2度の面談で、その人物の本質を見抜く能力を持っている人だ。

それに対して僕は「新しくイミオのメンバーに加わった上田さんは、とても緻密且つストラテジックな思考の持ち主なので、倉林さんが苦手なところは、彼に任せて、二人三脚でやっていって欲しいと思っています」と答えた。

ところで、東京大学を卒業した彼は、外資系のコンサルティング会社を蹴って、まだ、上場前のDeNAに就職をした。

その時の上司が、南場さんの後を継いで社長に就任された「守安さん」だった。

そして、せっかく入社したDeNAを、彼はものの数ヶ月で退職してしまう。

そんな元部下にも関わらず、守安さんは多忙なスケジュールの合間を縫って、彼の披露宴に出席されていた。

倉林さんの最大の才能は、色々な人を惹き付ける、その人間的魅力である。

そして、僕も彼の魅力に惹き付けられたひとりである。

話は変わるが、最近、僕の周りには、優秀な若い人が多い。これは、とても幸せなことだ。

インタースコープを経営していた頃、僕たちはETICを通じて、計50人ぐらいのインターンを採用したが、みんな、滅茶苦茶、優秀だった!

ある時、共同創業者の山川さんが「最近の学生はみんな優秀なんだと思っていたけど、そうじゃなかったんだ・・・」と言って、ETICから紹介される学生の人達は、並外れて優秀な人達だということに気づいたことがあったが、今年になってから、あの頃のことを思い出すような出会いが多くなった。

本当は実名を出したいところが、敢えて匿名で紹介させていただくが、サンブリッジで机を並べて一緒に仕事をしている慶応大学SFCのある学生は、極めて優秀で、尚かつ、精神的に大人である。

その彼が、とあることで社内に回したメールに、こんなことが書いてあった。

「私事ですが、この土日に実家に帰ったため、父親母親の前で大学院の塾や入試代などの話をしましたが、両親の顔を見ていると、何事も『僕のためを思って』やってくれているのだとつくづく感じました。

しかし、中学高校時代は、(この大人しそうな僕でさえw)反抗期はありましたし、その時期には親の言う事なんて全く聞きたくないと思って、自分の好きなことをやっていたように思います。

僕がロールモデルになれるかはわかりませんが、少なくともT先生やサンブリッジの方々のように面白い方々とお会いできているのは、そのときに『自分の好きなこと』をやらせてもらって、自分の中で『試行錯誤』できたからだと思っています」。

僕は、彼のメールを読んで、目頭が熱くなった。

あの歳にして、親に対する「感謝」の心を持っており、身勝手だった自分と、その自分を信じて、試行錯誤する姿を見守ってくれていた(いる)両親の心情を理解しているのである。

出来ることなら、学生だった頃の自分に会わせてやりたいぐらいだ。

第一次反抗期になった自分たちの子供を見ていると、こいつの将来は大丈夫だろうか?と心配にもなるが、我が子が高校生や大学生になり、訳の分からないことを言い出した時は、彼に説教をしてもらおうと思う。

倉林さんやインターンの彼を含めて、そういう前途有望な若者達の将来に「ツケ」を回してはいけない。

GDPの2倍にも膨れ上がった公的債務は必ず、将来の日本を苦しめる。

食事をするのは我々で、その支払いは「子供たちとその孫たち」ということは、絶対にあってはならない。

放漫経営を続けてきた(従業員は、その恩恵に与ってきた)挙げ句の果ての倒産にも関わらず、年金の支給額引き下げを渋ったり、整理解雇に反対した人達が僕には理解できないが、どこかのエアラインに限らず、今までの日本は、そういう体質(他人や組織への依存体質)だったということだ。

法政大学経営大学院でお世話になっている小川教授に頂戴した「柳井 正の希望を持とう」にも書いてあるとおり、人は「希望」が無ければ生きていけないし、希望を持つには、人生は「自分が主人公」だと信念を持ち、「自分に期待する」ことが何よりも大切である。

優秀な若人達が思いっきり才能を発揮し、グローバルに活躍し、僕たちの子供達の世代に「輝いている日本」を継承するためにも、僕たち世代がまだまだ頑張らないと!!

「捨て石」になる覚悟で・・・。

「シリコンバレー」でプレゼンのチャンス!(続編)

「梅雨明け宣言」からちょうど一週間。毎日、暑い日が続きますね。

皆さん、元気でお過ごしでしょうか?

ところで、前回のエントリーで、僕がGlobal Venture Habitat, Tokyo Officer という立場で関わっているサンブリッジが主催する、シリコンバレーでのピッチコンテスト(プレゼン大会)のご案内をしましたが、何人かの方から「参加費用」が分からないというご連絡を頂戴しました。

情報が不充分で大変失礼いたしました。以下のとおり、ご説明いたします。

前回のエントリーでもご説明させていただいたとおり、今回のプログラムは、大きく以下の3部により、構成されています(再掲)。

a. jannovation Week(Tour):

 スタンフォードでのレクチャー、500 Startups訪問、
 Y-Combinator出身起業家の講演、現地のMeetupイベント参加、
 現地起業家によるパネルセッション等

b. jannovation Jam(ピッチコンテスト):
 
 現地VC、エンジェル投資家、現地起業家が聴衆として参加する
 イベントで、プレゼンテーション(英語)が可能です。
 グローバルプレイヤーを志向する起業家の方は是非、
 チャレンジして下さい!
 「聴衆として参加する=プレゼンはしない」もOKです。

c. TANABATA Festival(七夕祭り):

 東北復興支援として参加費(40ドル)の内、10ドルが寄付されます。
 マグロの解体ショー、大太鼓、一風堂のラーメン(予定)等、
 日本の文化を象徴する出し物が目白押しです。
 また、サンフランシスコの日本領事館の代表の方による
 スピーチが予定されています。

費用に関しては、以下のとおりです。

1. 社会人の方:
jannovation Week(Tour)参加費:750ドル
jannovation Jam(ピッチコンテスト)応募費:200ドル
Tour+ピッチコンテスト:900ドル

2. 学生の方:
jannovation Week(Tour)参加費:600ドル
jannovation Jam(ピッチコンテスト)応募費:150ドル
Tour+ピッチコンテスト:700ドル

尚、上記の費用には、d.渡航費(飛行機代)と e.宿泊費(ホテル代)は含まれておりませんので、それらは各自、手配をしていただく必要があります。

但し、d.渡航費(飛行機代)に関しては、ハイシーズンということで少々お高くなっておりますが、現地の旅行代理店(近鉄トラベル)のご好意により、呼び寄せ便を活用することで、約2,200ドル(最低料金の目安:¥82/ドルで計算すると180,400円)からご予約が可能とのことです。

尚、航空運賃は「時価」のため、日々刻々と変化しています。その点は予めご了承下さい。

e.宿泊費(ホテル代)に関しては、部屋数に限りがあり、場合によっては手配ができない場合もありますが、格安料金(団体割引適用)して推奨可能なホテルがあります。

1人/1部屋:487ドル(5泊分)
2人/1部屋:272ドル(5泊分/ひとり当たり料金)
3人/1部屋:200ドル(5泊分/ひとり当たり料金)
4人/1部屋:164ドル(泊分/ひとり当たり料金)

ということで、仮に社会人の方が「おひとり」で、Tour+ピッチコンテストの両方に参加される場合、「参加費:900ドル」+「ホテル代:487ドル」+「飛行機代:2,200」=3,587ドル、円換算(82円/ドルで計算)で「294,134円」となります。

これに、滞在期間中の食費および諸経費を5~7万円とすると、合計:約35万円前後と考えれば宜しいかと思います。

今回はショートノーティスで申し訳ありませんが、得るもの多い一週間になることと思います。

尚、参考までに、プログラムのひとつをご紹介させていただくと、2日目のスタンフォード大学でのRichard B. Dasher, Ph.D.によるレクチャーは、なんと日本語です!

今回のプリグラムは、英語の苦手な方に配慮して日本語でのセッションも用意してあり、また、英語でのセッションには通訳がつきますので、ご心配は不要です。

ということで、たくさんの方のご参加を心よりお待ちしています!

現地でお会いしましょう!!

「シリコンバレー」でプレゼンのチャンス!

皆さん、こんばんは。

僕のブログを読んで下さっている皆さんにご案内があります。

スタートアップ(ベンチャー)関係者に「耳寄り」なご案内です!

僕が Global Venture Habitat, Tokyo Officer として関わっている
サンブリッジ主催の「ピッチコンテスト&シリコンバレーツアー」が、
8/1(月)~8/6(土)に開催されます。

以下のとおり、概要をご説明いたします。

1. 開催期間: 2011年8月1日(月)~8月6日(土)

2. コンテンツ:
 a. jannovation Week(Tour):
  スタンフォードでのレクチャー、500 Startups訪問、
  Y-Combinator出身起業家の講演、現地のMeetupイベント参加、
  現地起業家によるパネルセッション等

 b. jannovation Jam(ピッチコンテスト):
  現地VC、エンジェル投資家、現地起業家が聴衆として参加する
  イベントで、プレゼンテーション(英語)が可能です。
  グローバルプレイヤーを志向する起業家の方は是非、
  チャレンジして下さい!
  「聴衆として参加する=プレゼンはしない」もOKです。

 c. TANABATA Festival(七夕祭り):
  東北復興支援として、参加費($40)の内、$10が寄付されます。
  マグロの解体ショー、大太鼓、一風堂のラーメン(予定)等、
  日本の文化を象徴する出し物が目白押しです。
  また、サンフランシスコの日本領事館の代表の方による
  スピーチが予定されています。

という感じです。

英語が苦手・・・という方が多いと思いますが、スタンフォードでのレクチャーは「日本語」が話せる教授や起業家ですし、それ以外には、現地スタッフによる通訳がつきます。

また、僕もイベント期間中は現地に入っていますので、通訳は勿論、事実上の添乗員として皆様をサポートいたしますw!

ですので、ご安心下さい!

詳細は、本企画のウェブサイトをご覧いただければと思います。

尚、参加人数に限り(特にホテル)がありますので、ご関心のある方は早めにお申し込み下さい。

皆さんと現地でお会いできるのを心より楽しみにしています!

4,990円のイノベーション。

おそらく猛暑日だったと思われる日曜日の東京。

クルマのダッシュボードに表示されていた気温は、35.6度。節電モードの日本には酷な気温である。

ところで、今週も先週に引き続き、代々木公園へ行き、子供の自転車の練習をした。

ここ3回の練習でだいぶ上達し、スタートがまだ不安定だが、だいぶ上手に乗れるようになってきた。

僕たちの子供も今年9月で満6歳。長かったような短かったような、言葉に表現できない感覚である。

話は変わるが、自転車の練習を終えて、近所のカフェ(violette)でランチを食べたあと、原宿にある「JiNS」という眼鏡ショップに行った。

「JiNS」のことは、数週間前、Innovation Weekend のことで森ビルの川端さんとMTGをしていた時、彼から聞いて初めて知ったのだが、とにかく激安 but, オシャレ!で、さしづめ、眼鏡業界のユニクロという感じである。

激安眼鏡では Zoff が有名だが、それを凌ぐ安さと早さに驚いた。

僕が選んだのは、フレーム+レンズで「4,990円!」。待ち時間、30分。

今まで使っていた眼鏡は、2~3万円ぐらいで、頼んでから出来上がるまで、7~10日ぐらいはかかったと思う。

これはデフレではなく、イノベーションである。

僕たちが子供の頃は、眼鏡は「貴金属店」で売っていたりした記憶がある。

新興国の技術水準が向上し、規制緩和とI.T.化が進み経済がグローバル化した今日、大勢の人が購入するもので尚かつ「工業製品」は、パーツを共通にして、人件費の安いところで大量生産すれば、クオリティを保ったまま価格を劇的に下げられる。

僕が高校生の頃、リーバイスのGパンは、7,000円~8,000円ぐらいだったと記憶しているが、リーバイスのラベルがないだけで、ユニクロの2,980円のGパンは、その品質に何ら問題はない。

本当に高品質なものか、徹底的にコスト削減をした規格品か、そのいずれかでなければ選択肢に入ることはない時代である。

僕が中学生の頃、テータム・オニールをキャラクターに起用したセイコーかシチズンが、「なぜ、時計は着替えないの?」というコピーで格安な腕時計を発売した時は、こうして今でも憶えているほど衝撃的だったが、今日では、あらゆるものが、コモディティ化している。

市場調査も僕たちがやってきたインターネットリサーチにより、コモディティ化したと言っていい。

4,990円の眼鏡を買いながら、本物のイノベーションこそ日常生活に溶け込んでいることを実感した。

追伸:JiNS創業社長の田中 仁 氏は、僕が2002年にセミファイナリストにノミネートしていただいた「EOY(Entrepreneur of the year)2010」の日本代表に選ばれている。その賞に相応しい素晴らしい起業家である。

選んでくれた人の期待に応えないと・・・!

本当はもう寝なければいけない時間だけど・・・。

先週は、Innovation Weekend 2nd(6/24)があり、また、法政イノマネの主査面談の最終週でもあり、ちょっとヘビーな一週間だった・・・が、とても充実した一週間でもあった。

昨夜は、とある顧問先でのMTGの後、東北の食材をふんだんに使っている居酒屋で食事をした後、Innovation Weekend 2nd で「How to sell stories to the US media ?(いかにしてシリコンバレーのメディアカバレージを獲得するか?)」と題するプレゼンテーションをしてくれた、サンフランシスコ在住のジャーナリスト、Ms. Lisa Katayama が主催する「The TOFU Project」なるもののKick-off イベントに顔を出した。

そのプロジェクトの趣旨は、クール&才能溢れる若い日本人起業家をシリコンバレーに招待し、ブラッシュアップを支援するというもの。

不快指数炸裂のHot & Humid な中、国際色豊かな面々が集まっていた。

ところで、本日、法政イノマネの「1年制」の方の主査が確定し、既に担当させていただいている「2年制」の2人に加えて、もうひとり、担当させていただくことになった。

主査面談の時、僕としては手加減はしているものの、かなりキツイことを言ったにも関わらず、僕を指名してきてくれた学生の方に、僕を選んで良かったと思ってもらえるよう、最大限の努力をしたい。

考えてみると、2年制の2人にも、相当にキツイ(ストレートな)ことを言ったはずだが、僕の真意を理解してくれていると理解しておこうw。

僕を選んで良かったと思ってもらえるよう、という意味では、サンブリッジ Global Venture Habitat 東京オフィサーのオファーをくれたアレンの期待にも応えないと!

もちろん、ドリームビジョンの株主の期待にも・・・!