イントロで必要なこと 【参加者へのねぎらい】 | リピートされるセミナー設計の法則

リピートされるセミナー設計の法則

うまくしゃべるとか、参加者にうけたいとかではなく、如何に参加者が「また参加したい!」と思わせるセミナーができれば大丈夫!
集客がまめでなくても、ブログの更新がたまにでも、リピートされるセミナーをどう設計したらよいのか、その技術をお伝えします。

参加者へのねぎらいがなぜ必要なのか。


もちろん、せっかくいらしてくださった方へ、ここに来てくださったことへの感謝の言葉になります。
当たり前のことと思っているかもしれませんね。


でも、その効果は、それだけではありません。


参加者全員がここに参加していることが、講師にきちんと認識されていると思っていただくためです。
これはとっても大切なことなのです。


私があるセミナーに参加した時のことです。


そのセミナーは、主に書籍の編集についてのセミナーでした。
本の題名の考え方、サブタイトルをどうつけるかなどなど、、、、


セミナーの始まる前に、私は講師の方と名刺交換をして、少し雑談をする機会がありました。
私はコーチをしていることと、NLPのトレーナをしていることをお話しさせえていただきました。


その後、セミナーが始まり、、、、、

そのセミナーは、編集に携わっていなくても、とってもためになるセミナーでした。
すごく面白かった。。。



でも、、、、私は最初から疎外感いっぱいでした。



それは、、、、


  「今日は、編集者の皆さんにお集まりいただき、ありがとうございます。」


という挨拶でした。


更に、途中でも、、、「このことは編集者の方は分かっていただけると思います。」とか、「編集者にとっては重要だと思いますが」とか、編集者だけに向かって話しているようでした。


「私はこのセミナーに参加してはいけなかったのだろうか????」
という思いが、結局最後まで払拭できませんでした。

とっても良いセミナーだったのに。。。。。



残念です。



こんな時は、どのように話せばいいのかと言うと、


  「今日は、編集者の皆さんや、編集者でなくても編集に興味のある方にお集まりいただき、ありがとうございます。」


というように、参加者全員が当てはまるように話すことが大事なんです。



前のブログ

   お忙しい中、せっかくの休みの日に、仕事終わりで疲れている中、


と書きました。


 「お忙しい中、会場に来てくださいまして、ありがとうございます。」


この内容だけでは足りないのです。


  『お忙しい中』

といえば、忙しくない人は、「忙しくない人は来てはいけなかったのか??」と思ってしまう人もいるわけです。


屁理屈だと思うかもしれませんが、ほんのちょっとした一言で、排除された気持ちが少しでもあると、この先の重要な学びのことも、うまく学びの状態にならないままに終わってしまうことが多いのです。


その結果、アンケートには「つまらなかった」と書かれることになります。



ですので、


 「お忙しい方も、そうでない方も、会場に来てくださいまして、ありがとうございます。」



と、すべての状況の方が含まれるように話すことです。