セミナーに行って、一番楽しい時間といえば、、、、、
皆さんはなんでしょうか?
私は、やっぱり「ワーク」です。
演習とかエクササイズとか、、、いろいろといい方はありますね。
このワークをやっているときは、一番楽しい時間のような気がします。
この楽しさをみんなにも知ってもらいたいと思って、その楽しいワークを選ぶのは、ちょっと待ってください。
そのワークをやる目的を、きちんと定めていますか?
ある2時間ほどのセミナーで、ほとんどワークだけのセミナーがありました。
ワークは、リーダーシップ演習ということでしたが、あることに従って、ある特定の人物を探し出すというものでした。
それはそれは、とっても楽しかったです。
しかし、、、
セミナーが終わったあとで、こんなことをふと思いました。
「今日のセミナーはリーダーシップだったけど、あのワークでどうやってリーダーシップを学べたんだろうか?」
「それどころか、何も学ぶことをしなかったような気がする。。。。」
本来ならば、リーダーシップということなので、誰かがリーダーシップをとって、
それぞれの役割を決めて、進めていくということを決める必要があったわけです。
でも、それを一切しなかったのです。
なぜならば、セミナーの開始からたった15分ほどで、いきなりワークの説明があり、グループ分けをして、「スタート」でした。
なので、リーダーシップをどう発揮するかという観点がすっかり抜け落ちて、ワークに没頭してしまいました。
思い出すと、どのチームも、同じような状態だったように思います。
このワークの目的が、「グループで楽しむ」という目的ならばよいのですが。。。
そういえばつい最近もそんなセミナーに参加してしまいました。
知り合いのセミナーなので参加したのですが、3時間ほどのセミナーの半分以上がワークとその説明でした。
そして、結局そのセミナーはなんだったのかよくわかりませんでした。
どちらのセミナーにも欠けているものがいくつかあるのですが、そのうちの一つに
「結果を育むような目的がない」
ということです。
常に考えなければいけないこと。
それは、
結果です。
そして、この結果をもたらすために、いかにワークを実施するか。
結果については、こちらを参照してください。そして、ワークをやった後、参加者に何が残るのかをよく考えてください。
この残るものが、結果になります。
たとえば、リーダーシップとはどういうことなのかを体験を通して学ぶことが目的ならば、そのリーダーシップを体験できるようなワークにする必要があるわけです。
そして、リーダーシップはこういうことなのだという、学びを得てもらう。
そのためのワークなのです。
ワークだけでは目的のものを参加者に落とし込めないのであれば、ワークをする前に、どういうことを学んでほしいのか、どうするとそれが学べるのかを、参加者に理解してもらう必要もあります。
そうすれば、より深い学びが得られるはずです。
何のためにそのワークをやるのか、もう一度考えてみましょう。
「ワークの目的は、なんですか? そのワークで得られるものは、結果と同じですか?」