わたしはなにをしているの。


なにを。


なにをしているの。


わからないよ。


ねえ。


だれかおしえて。


ねえ。


ねえ・・・



そして夢から覚めた。

届きそうもない紅い靴は

私への誘惑?


その赤は、なに?


その靴を履いてはいけないよ。

自分を見失ってしまうからね。


どうして?


履いたらいけない。


あなたはそれしか言わない。

四季。

通り過ぎてゆく。

そっか。

そうだったんだ。

みんな、通り過ぎて行ってるんだ。


気付かなかった私に、さようなら。

もう二度と会わないように。

後ろなんて、向かないよ。

前を見て行くの。


「死んだら楽になれるのにね」


ああ、まただ。


「闇の方があなたを隠れさせてあげれるのにね」


私の中で、声がよぎる。


――楽になれる方がいいじゃない



・・・そうかもしれない。

そうかもしれないけど、私は行くから。

前を進むから。

楽になれる方を選んだら、

私はもっと自分に甘くなってしまうから。

ごめんね。

私は強く血を踏み、駆け出した。