アメリカの高校生が受ける AP テストとは? | カリフォルニア・ハイスクール 教師ライフ

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アメリカの高校生と過ごす、楽しいハプニングの毎日。
週末はサーフィンやローカルビーチタウンを散策。南カリフォルニアのスローでハッピーな日々を綴っていきます。


アメリカの
高校生ってどれぐらいがんばって勉強しているのかな?と 思ってらっしゃる方も多いと思いますが、実は今日から2週間 アメリカ中の高校でAP Tests (Advanced Placement Tests)と言う大学レベルのテストが行われるので、アメリカ中のよいこの皆さん(高校生)は 今、ヒッシで勉強しています。


AP Test には、英語、数学、アメリカ史、世界史、化学、物理、そして日本語、スペイン語などの外国語、はたまた音楽理論、心理学、など、色々な科目があり、五月の二週目と三週目に毎日いろいろな科目のテストが実施されるのです。


たとえば、12年生(日本では高三ですね)の場合、12年生の英語のクラスに、ふつうの英語のクラスと、APレベルの英語のクラスがあります。APレベルの方が高度なことを勉強し、5月のAPテストに向けての準備をしていきます。 


APテストの結果は5段階に分かれていて、5が一番上。5、4、3は合格、2、1は不合格ということになりますが、APテストを受けたという事実、APのクラスを取ったという事実だけでも、「この子はがんばってるな~」と思ってもらえるのです。


APテストは一つのテストを受けるために、日本円にして一万円とか、そういう額を払わないといけないのですが、大学によっては、「キミはAP化学のテストを5でパスしてるので、大学ではこのクラスはもう取らなくてもいいです。化学のクラスの単位もあげましょう!」ということになり、まともに受けたら、数万円とかかかるクラスを一万円払ったAPテストにパスすることで単位をもらうことになったりするのです。


頑張り屋さん、頭のいい子たちで、一年に五つとか六つとかAPテストを受ける生徒もいます。


全部受かったから、大学を三年で卒業できる、とかそういうことにもなるわけです。大学によって、どの科目のAPテストをどう認めてもらえるかはマチマチですが。
みんな一年がんばって勉強した努力が報われるといいですね!





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