VOL 26  子供はもうできないかもと言われたけど 苦しいのは 自分だけじゃなかった | 教える喜び、書く喜び: 60代のライフワーク〜家族第一

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おはようございます 佐藤睦子です。

いつも ブログを読んでくださって とても嬉しいです。

 

前の記事VOL 25  妊娠3ヶ月で やむなく中絶 実験台にされた苦悩の日々

 

子供が欲しい

長男に 妹か弟を作ってあげたい

 

そんな気持ちでの妊娠でした。

 

だから 本当に 嬉しかった。

 

そして 主人がおたふくの重症になり

精巣に炎症が起きる病気「精巣炎」になり

 子供ができなくなる可能性があると言われました。

 

 

だからこそ

私の妊娠が とてもとても貴重で

言葉にできないほど ホッとした記憶があります。

 

なのに

 

なのに

 

 

私の不注意で 私までおたふく風邪の重症になり

 

泣き泣き 手放してしまった 尊い命。

目を瞑っても

あの羊水の中で 元気に浮かんでいるような姿は

 

30年以上経っても 忘れることはできない。

 

 

もう 赤ちゃんは できないんだと

一緒に襲った 悲しみは

 

言葉には出せないくらいの衝撃

 

この日から

今思えば うつ状態になり

笑うことを忘れてしまった。

 

 

2歳の長男をどうやって 育てたんだろうと思うくらい

寂しい思いをさせたに違いない

 

家の外に出るのも怖いし

 

 

そんな時に限って

友人の妊娠 そして 双子 つわりが酷くて入院の情報

 

 

素直に喜べなくて

なんで 私ばかりと

 

普通なら おめでとうと言ってあげれるのに

あの頃の私は 言えなかった。

 

 

芸能界での 妊娠 出産ラッシュの情報は

 

会ったこともない人なのに

恨んだこともあった。

 

 

自分のことしか考えていなかった 数ヶ月。

 

そこを変えたのは

家族だった。

 

 

主人と母は

お金だって苦しいはずなのに

 

ディズニーランドに 連れて行ってくれた。

 

叔父家族と 私の家族で

 

 

 

長男の くったくない笑顔

忘れていた

 

 

大切な大切な 長男を

私は 。。。

 

 

まだ 幼い子供だったのに

 

主人は

「入院してる間 

あいつは 泣かなかったよ」って

その言葉さえ聞こえない私がいた。

 

 

叔父家族と

私たちの家族でのディズニーランドは

 

本当に 私を変えてくれた。

 

 

自分だけが辛い 苦しい 悲しい

 

そう思っていたのは大間違い

 

 

一緒に住んでいる家族

周りの人たちが

腫れ物を触るように気を使ってくれていた

 

 

そんなことにも気がつかない自分

 

そして あんなに母のことを嫌っていたのに

また 大人になっても迷惑かけていた。

 

 

なんて親不孝なんだろう

 

自分の娘のためにと

今回もまた

なけなしのお金を叩いて

旅行に連れて行ってくれたじゃない

 

 

今更ながら

私の方が 本当に 親不孝

 

 

長男も

ひょうきんで 私を笑わせようと必死だった

 

 

あの小さい体で。。

 

1週間も入院していて

寂しかったはずなのに

帰ってきても 息子に笑顔を向けなかった母親に

どんな気持ちでいたんだろうか

 

 

 

この我慢強さは 今も変わらない長男

 

 

主人も 自分が 感染してしまった おたふく風邪のために

尊い命を失った悲しい気持ちは

私以上に 辛かったに違いない

 

 

なのに 私は 自分ばかりがと

悲劇のヒロインになっていた。

 

 

みんな

みんな 辛かったはず

 

 

そして

検診での医師からは

「1年以上は 妊娠してはいけません。

器具で 子宮を開いてしまったので」

 

 

でも できるのか

1年我慢すれば 妊娠できるのかと

小さな希望の光を 見つけたのだが

 

次はVOL 27 ドクターストップ 妊娠禁止