忘れ物 | オフィス・ラヴ

オフィス・ラヴ

それは突然、やってきた。いくつになっても、恋は恋。
楽しくて、切なくて、ちょっぴり滑稽。

昨日の朝、出勤して間もない時、周りの目を気にしながら私に近づいてきた彼は、小さな声で言った。
「ケータイを家に忘れてきた」
私は全身の血の気が引くのを感じた。
続けて、私の机の上の付箋紙に
“何かメール入れた?”
入れましたとも。
“今朝、ちゃんときたょ。安心してね、ダーリンドキドキ”と。
だって初めてのH、何も付けずにしちゃったから、「本当に大丈夫?生理になったら、会社で仕事中でもいいので教えて」と心配してたでしょ。
ああ、もう、そんなメールを奥さん見ちゃったら、私たちは終わりしょぼん
慌てた私は、会社のパソコンで“送ってしまったメール消す方法”とかGoogle検索したけど、そんなのあるわけないしょぼん
心配で仕事が手につかないよぉ~
しかし、昼頃、落ち着いて考えみたら、名案が浮かんだ。
“間違ってだんなに送るメールを課長に送ってしまいました”というメールを送るキラキラ
これなら、何とか言い訳できる!?
仕事もう早めに切り上げて帰った彼。
そして夜遅く“ケータイそのままだった。安心して”と彼からメールが届いた
ガーン