近江商人と言えば
有名な言葉は・・・
「三方よし」です。
売り手と買い手がともに満足し、
また社会貢献もできるのがよい商売であるということです。
相互に
良い状態をつくることです。
この言葉よりも
もっと大事な教えがあるのをご存知ですか?
それが
飢饉普請(ききんぶしん)
です。
『飢饉になったら、必要のないところでも増改築をせよ』
というのです。
つまり、
飢饉で周りの人が困った時には、
とにかく仕事を与えて、貯えた財を放出せよ。
貯えたお金を自分の為に使うのではなく、
多くの人の為に使う。
しかも
自尊心を傷付けない ように配慮しながら…
具体的に何をしたのか?といえば・・・
飢饉の折
近江の商人たちは、
自分のお店で働かせ、
賃金を与えることによって
近隣の生活の不安を解消したわけです。
素晴らしいお話だな~と思いますが・・・
これで終わりません。
この世の中は常はありません。
それは商売も同じです。
常に良いときばかりではありません。
上がることもあれば
下がることもあるわけです。
下がってしまったそんなとき
あの基金の折に助けてもらった『恩』を
忘れはしませんから、
逆にみんなが助けてくれるというわけです。
実は
これこそ継続的繁栄を続ける方法なのです。
最近でも同じようなことがありました。
阪神・淡路大震災直後、ラーメン一杯5000円で売ったお店がありました。
同じとき、幸いにも自宅のガスや水は早く復旧したので、
お風呂をご近所に開放した会社社長がいました。
社長の名前が「川上さん」と言ったので、
「川上湯」とみんなに呼ばれ、感謝されていました。
さて、街が復興した後、くだんのラーメン店は倒産してしまいました。
一杯5000円で得た利益はどこにも残らなかったわけです。
一方、川上社長の会社は、震災前に比べ、
10年後の現在、売上、利益共に5倍に成長しています。
では、
お店を経営する方や
個人事業主の方、
起業家の方々は
一体何をすればよいのでしょうか?
それは・・・・
利益をすべて自分に使うのではなく
できる範囲でお客様に還元する
ことです。