森のバターナイフ作り | 夢工房 ポラーノ

夢工房 ポラーノ

あなたの想い、カタチにします!
国産材・間伐材を中心に、木工品の製作を行っています。

国産木材の利用啓発・促進を目指し、
ものづくりを通じて日本の山を元気にします!

霜月に入り、めっきり冷え込むようになりました。
温かいものの恋しい季節です。

スープにはパンが合いますねパン
何か付けるものも欲しいところです。

そんなこんなで、以前よりご要望をいただいていました「バターナイフ作り」を行いました。

お声がけいただいたのは、西荻窪の醸(かもし)カフェさん。
以前にもワークショップをさせていただいており、お箸・ミニスプーンに続く第3弾となりました。

材料はカエデの枝。
山の手入れで除伐されたものを使用しました。

カエデ


今回は、ご参加の方の都合もあり、Myはし作りと並行してのワークショップとなりました。
割り箸の現状に絡め、間伐の必要性や山の利用についてお話しをして、作業に入ります。

始めに長さを切ります。
座りをよくする作業台を使って、しっかり固定しての作業です。

長さ決め

中心から残す厚み分の印を書き、切り込みを入れます。

切り込み

繊維を切った状態にして、彫刻刀で横方向から崩すように欠き取っていきます。

欠き取り

一からナイフで削るのは、とても大変な作業です。
荒取りを行うことで、安全かつ早く作業を行えるように考えています。

作業風景



カフェでの作業風景も、お馴染みとなってまいりました。

はし削り

箸つくりも順調に進んでいます。

カンナ削り

バターナイフに戻り、カンナを使った横削りで、厚みを落としていきます。

仕上げ削り

ある程度削れて来たら、ナイフで形を整えます。

整形

再び鋸が登場しました。大胆に刃の形を切り出していきます。

エッジ仕上げ

刃と柄の境の部分を、カーブにあった彫刻刀で整えています。
ナイフで削る方もあり、このあたりも道具の好みで個人差が出てきます。

最後は紙やすりで仕上げ、椿の実で塗り上げます。

完成品は、コチラ

バターナイフ

丸々とした枝から、バターナイフが削りだされました。
柄の部分に装飾も入り、よりオリジナリティーの出た作品となりました。

Myはし

お箸もこの出来栄え。お見事です。

初の企画となった、バターナイフ作り。
無事カタチにすることができました。

次回は今週末、11/7(土)に江古田のWild  Nature さんで開催します。

詳細・お申し込みは、イベントページよりご覧いただけます下矢印
森を育てるMyバターナイフ作り

参加者の方の感想
○初めての箸作り、思ったよりも難しく、見るとやるとでは違うと実感しました。
無事にできて良かったです。

○箸袋を作ったので、ぜひお箸もと思い、参加しました。
木を削るのも、楽しいですね。

○始めからナイフで削るのものと思っていたので、ノコギリが出てきたときはドキドキしました。
丸のままのままの枝から作るのは大変でしたが、その分色々な道具を使うことができ楽しかったです。

○別件でモヤモヤした気持ちのまま来てしまいましたが、夢中になるうち忘れてしまい、終わったらスッキリしてました。
自然な皮の感じを残した仕上がりも素敵で、今日は参加できて良かったです。