去年まで、イギリスの食事はまずい、とずっと思っていた。 また、イギリスの料理というのがそもそも思い浮かばなかった。

で、去年のイギリス旅行の前に、情報を仕入れようとブックオフに行って、タイミング良くみつけたのが、この本。 それも、105円。

さて、この本も役割を終えたのだから、捨てられるかなと思いきや、いやはやとんでもない。 B&Bやパブで食べた、あの味を思い出し、またイギリスに行きたくなってきてしまった。 


ああ、あの「ベークドビーズ」、「ハインツ」、また食べたーい! 


目次 (+爺のメモ)


1 塩はふるふる野菜は茄でる
 ・まずはまずい話から始めよう

 ・その塩をとってください

    カースル・クームCastle Combe )

    マナー・ハウス

    Kilravock Castle
 ・テクスチャー

    クルジェットのトマト煮(クルジェット=ズッキーニ

    リーク(leak)、リーキ 、ポアロ *爺:これはウェールズの国花・国章なんだ

    スウェード (Swede )

    「ビートン夫人の家政書」(Mrs.Beeton's Housemade Management)

    スティーヴン・メネルの「食卓の歴史」  (All Manners of Food, Sthephen Mennell )

    ジョン・ファーレーの「ロンドンの料理術」


2 ワーズワースの林檎倉
 ・もうすこしまずいものの話

    ベークドビーンズ

    ソーセージ(俗語:Bangers ) 参考ブログ
 ・風の林檎

    ウィンドフォールズ(wind falls)

    コックス(cox )
 ・下痢のパイ?

   ルバーブ (rhubarb)、ルバーブフール(rhubarb fool)



3 魚よ、お前もか!
 ・まず第一は鯖

   キッパー (kipper )

ポーチド・キッパー(poached kipper)

    鯖の燻製(smoked mackerel) 参考ブログ
 ・次は鱈子の燻製

   鱈子の燻製(smoked cod's roe)


 ・さらに、ホワイトベイトの唐揚げ


Hope Cove  The Cottage Hotel

ホワイトベイト(white bait ) 爺:本来「シラス」だが違う


4 いもか、はたまたパンか
 ・洗練された(?)魚とイモ

   フィッシュ・アンド・チップス(fish & chips)

   鱈(haddock)、カレイ(plaice)、真鱈(cod)、岩鰻?(rockeel)

Sophisticated fish & chips
 ・主食と副食の逆転


主食は敢えて言えばジャガイモ
 ・七夕・クリスマスツリー・握り飯

5 釣魚大全荘の昼下がり
 ・海の上の午餐

   スティーブン

   アニリ四世ホテル
 ・釣魚大全荘の昼下がり

   マーロウノコンプリート・アングラーホテル(Compete Angler )

アイザック・ウォールトンの「釣魚大全」

   English Traditional Tea 6ポンド

     *サンドイッチ4種、シュークリーム、イチゴのタルト2つ

      スコン(scone)2つ、そしてお茶たっぷり
 ・形式ばって食べるという趣味

「ハイテーブル・ディナー」(high table dinner) 

6 いざ行け、パブへ!

 ・パブ・クロール

Derry Brabbs著「English Pubs」1988
 ・アイスクリームという名のワイン
 ・ムール貝町の昼ご飯


マッセルバラ(Musselburgh )

Ploughman's Lunch
 ・労働者のパブ

7 料理をする人たち
 ・ルーズリーさんの結婚式
 ・料理人としてのハワード・ファーガソン
 ・ストレンジ家のイギリス料理