人民元改革めぐり警戒感、円高で株売り/債券買い | 生方茂樹 グローバルアセットパートナーズ 日記

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 4月13日、東京市場は株安でやや円高。中国人民元の切り上げ観測や日銀が景気に強気の見方を示したと受け止められたことで円買いの動きが出た。写真は中国・安徽省の銀行で6日撮影(2010年 ロイター)
 [東京 13日 ロイター] 13日の東京市場は株安・債券高、ドル/円もやや円高気味だ。中国人民元の切り上げ観測や日銀が景気に強気の見方を示したと受け止められたことで円買いの動きがでた。
 もともと高値警戒感が出ていた株式市場は円高の方に反応、利益確定の売りが優勢となった。市場は徐々に人民元切り上げを織り込んでいるが、時期と方法をめぐっては警戒感も残っている。
 外為市場では、ドル/円が92円後半へ下落した。直接的なトリガーとなったのは、短期筋や機関投資家がユーロ/円での円買いを進めたことだが、日銀が景気に対して強気の見方を示したことで、円を買いやすい地合いが整った。
 ドルは朝方の高値93.27円から一時92.68円まで下落。ユーロ/円は126.80円から125.89円まで下値を伸ばした。
 日銀の白川方明総裁は、参院財政金融委員会で半期報告を行い、CPIの下落幅は今後縮小していく、との見方を示したうえで、「景気持ち直しの持続傾向が明確になっている」と景気の先行きに対して再び強気の見方を示した。これを受けて、円は対ドル、対ユーロでも上値を試す展開となった。
 この日は、商品投資顧問(CTA)や本邦機関投資家の売りを浴び、ユーロ/円が急落したほか、ドル/円が朝方から連れ安傾向となっていたが、「米中首脳会談で、米国が再び人民元柔軟化要請をしたことで、イメージ的に円を買いやすい素地が作られた」(証券会社)との声も聞かれた。
 東海東京証券のチーフエコノミスト斎藤満氏は「中国は金融政策で引き締めを実施しながら、(ドル買い/人民元売り)介入による流動性供給で、引き締め効果を台無しにしてきた。今後は金融政策の負担にならないように、介入の手を緩め、大量介入を必要としない為替管理、すなわち、徐々に変動レンジを切り上げるシステムを近々に採用するだろう」とみる。
 株式市場では日経平均が反落。ドルやユーロに対して円高が進んだことが嫌気され、輸出株や海運株などに売りが先行した。今晩に米インテル<INTC.O>の決算発表を控えていることも見送りムードにつながった。市場では商品投資顧問業者(CTA)がドルやクロス円売りと連動する形で、債券先物買い・株式先物売りを活発化させたとの見方が出ている。
 「現物には寄り付きから銀行などの内需株中心に欧州系の買いが入っているが、中国人民元の切り上げ観測もあり、円高への警戒感が上値圧迫要因になっている」(東海東京証券エクイティ部部長の倉持宏朗氏)との声が出ている。
 人民元を巡る動きについて、株式市場では「今回の米中首脳会談が直接元切り上げにつながらなくても、いずれは切り上げの方向であり、円高や中国景気減速への警戒感は拭えない」(準大手証券ストラテジスト)との見方が出ている。
 SMBCフレンド証券シニアストラテジストの松野利彦氏は「株価には騰落レシオなどでみたテクニカル的な過熱感が依然強く上値を買う投資家は乏しい。米企業決算発表シーズンが米アルミ大手のアルコア<AA.N>から始まったが、企業業績の回復はかなり株価に織り込まれている。コンセンサス並みの結果では材料出尽くしの動きとなるかもしれない」と話している。
 円高、株安で円債市場は反発。国債先物に海外勢とみられる買い戻しが入った。こうしたフローが現物債にも波及し、先物周りから金利は低下。各ゾーンの金利に低下圧力がかかり、中期ゾーン以降のイールドカーブはほぼパラレルに低下した。
 市場では「海外勢を中心に国債先物の138円台前半には割安感があると判断したようだ。現物債についても、10年最長期国債利回りで1.4%、5年債利回りで0.55%は大きな節目で、地域金融機関などが前向きに押し目買いを入れてくる水準であることを確認できた」(国内金融機関)との見方があった。
 きょうの30年利付国債入札は、期初の生保や年金勢の需要が予想以上に強く、「業者に荷もたれ感がないことに加え、最終投資家の強めの需要を集め、順調な入札結果になる」(外資系証券)との見方が多い。業者のショートカバーニーズは強いとみられている。
 ギリシャ支援については、UBS証券・チーフストラテジストの道家映二氏は「短期的な流動性支援策の実効性と、中期的な課題と位置づけられる財政再建策の実現性を分けて考える。前者については、年内の資金繰りにメドがついたとの見方から『質への逃避』の巻き戻しが起きた。ただ、後者は解決困難な問題と思われ、欧州株を中心に揺り戻しが懸念される」と述べた。
 (ロイター日本語ニュース 橋本 浩記者:編集 内田 慎一)



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