哲学ばかり(最近そうでもないですが)していると疲れるので、このところはJ:COM-BSで平日の昼に再放送していた『タクシードライバーの推理日誌』で気分転換していました。


ところが、全39作のうち16作を放送したところで終了。喜劇要素の高い後期作品は視聴率が取れるので、BSテレ朝放送用ということでしょうか。


仕方がないので、数年前にDVDを購入した、にっかつロマンポルノ喜劇の傑作「看護婦日記いたずらな指」を久々に見ました。今日はこの作品に出ている宇南山宏さんのことを書きましょう。


左が宇南山さん。右はもちろん悦ちゃん。


宇南山さんは、昭和10年生まれ(寺山修司と9日違い)。早稲田大学文学部演劇学科卒業後、俳優座養成所を経て、1961年に劇団青年座へ入団。1967年よりフリーとなり、舞台に出演する傍ら、映画、テレビドラマで活躍。1963年には黒澤明監督の『天国と地獄』に刑事役で出演しています。


右端が宇南山さん



ところが下北沢のザ・スズナリでの芝居公演『鬼宴版・豊後訛り節』に主演した際、初日の演技でせりふをつかえ、それを苦にして高田馬場駅で鉄道自殺しました(享年48)。寺山が亡くなった翌年のことでした。


芝居は、松本清張の『疑惑』のモデルになった「別府3億円保険金殺人事件」 を描いた作品だったそうです。