昨日に続きBS松竹東急で松本清張・野村芳太郎コンビの『砂の器』を鑑賞。もう、何度観たことか。


この映画の凄さは原作を別にすると、橋本忍・山口洋次の脚本が80%。素晴らしい役者10%。音楽5%。残り5%が監督他といった感じではないでしょうか。


でも、その5%が通常の映画の100%くらいある訳だから、この映画の凄さは凄すぎます。


サスペンスとかミステリーというのは、無駄なシーンばかり。それは犯人の複数候補を示しているのだから当然ですが、この映画は他の容疑者が登場するのは冒頭のエピソードだけ。だから、その後は無駄なシーンが全く無く、なのにミステリーになっている。


一杯やりながら観るつもりが、何杯もやってしまった。