4冊目は、 ジョージ・オーウェルの『一九八四』 (1949年)
この本を周りの友人たちが読んでいた大学生時代は、まだ1984年以前でした。私は、いまだに読んでいませんが、ディストピア(ユートピアの反対)、暗黒世界を描いた小説で、これを超えるものなく、この本に全てが書かれているらしい。
それは、政府による国民の管理・統制・監視社会。国民は、政府が与える娯楽と(都合の悪い情報は改竄・隠ぺい・抹消された)情報とによって、ものを考えず、体制に従う無害な存在となっている。
政府が国民に求めることは「二重思考」。嘘を告げながら、どこまでも真実であると認めること(トランプ大統領の就任式に集まった人数)。打ち消しあう二つの意見を同時に報じ、その二つが矛盾することを知りながら、両方とも正しいと信じること(オルタナティブファクト=もう一つの真実) 。
最終的には「二足す二は五である」ことが発表され、国民はそれを信じなくてはならない社会(国会で安倍首相が”エンゲル係数が上がっている事が豊かになっている事だ”と発言した当日に、ウィキペディアが書き換えられていた)。つまり「二重思考」とは、まず新しい真実を嘘だとわかっていても認め、次に、それが嘘だったことを忘れ、最終的に、正反対の事実を、事実として受け入れる。
自由とは「二足す二が四である」と言えること。
国民は、不満を誰かを攻撃することによって発散する。インターネットは褒めるよりも攻撃する方に向いてるメディア。
インターネットが登場した時、誰もが社会に情報を発信できる、民主的な社会になると思ったが、ネットやAI技術で世の中が便利になればなるほど、人は自由を失う。間違えることがなくなると、間違いを恐れると、自由を失う。
