マンガの『デビルマン』では、数では人類に勝てないデーモン軍団が、最初からいきなりデーモンと人間の無差別合体という自爆特攻を人類に対して行ない、その大多数が死にます。ところが、目の前で人が化け物になって死んでいく姿を見て、人々は恐怖に耐えかねて互いに殺し合い、勝手に自滅していきます。これが、人間の心理を研究したデーモンの戦略です。

 

そんなことを思い出させるのが、今のヒアリに対する日本人の反応。まだ港で少し見つかった程度なのに、殺虫剤をはじめ、様々な自衛策を多くの人がとっていますが、それはヒアリではなく、在来種のアリに向けられています。

 

在来種のアリは、まともに戦えばヒアリには勝てませんが、多数派の間なら、少数派のヒアリを駆除できます。が、その在来種を我々日本人自ら駆除してしまえば、ヒアリは簡単に日本中へと広がっていくでしょう。

 

確かに、小さい子どもがいたりして、地元の港で見つかったら、そうした対策を立てる気持ちはわかりますが、その地元の在来種のアリこそが、今必要なのです。

 

まさに、デーモンの戦略かもしれません。