店長を初めてやっている人たちとお話をしました。(他社です)
共通していること。
1)成果を出したいと強い意欲を持っている。
2)自己顕示欲が強い。
3)自分の心の持ち方が下手。(セルフコントロールが下手)
4)自分が主体であり、他者が主体じゃない・・・。
3)と4)は大変だな~と思いました。
3)について、
数字に対して、主体的に見て分析してしまう。
結果として、客観的なジャッジをせずに主体的なジャッジをしてしまう。
これだと、数字の意味がない。
数字は、黒字は黒字であって、赤字は赤字です。(どうこういうことなく、そうなんです!)
で、なんでその原因はなんだろう??と飲食業界はよく係数分析をします。
客数が幾ら~だの、客単価がいくら~、曜日の指数がどうのこうの。
これすべて、過去の数字を分けているだけなので、この段階では個人の思想はいらない。
ただ、分析すればいいだけ。それ以上はしちゃダメ。(ここが大切)
雨の日が多かったから・・・・。ていう人いますが、
雨の日が○○日あって、週末が△△日で、と多かったではなく、数字で答えないと意味ないよ。
過去の数字を分析して、未来への課題を見つけるために分析してるんだから。
数字分析するなら、客観的にが最初のテーマで最大のテーマ。
自分の邪念を判断して、数字だけと向き合う。なんて、客観性が必要。
4)について
飲食店で初めて店長って大体、20代前半から中盤。
そうすると、大抵、年上の部下がいます。
なのに、自分主体になっちゃうので、年上に対しても上から目線。
ちょっと苦手な人には指示が出来ず、自分と気が合う人には気軽に頼む。
会社の役職は上でも、彼らは年上ですよ~。
苦手な人に指示出さないと、永遠に苦手ですよ~。
気が合うからって甘えていると、一番の敵になっちゃいますよ~。
相手の立場になって考えたらわかること。
「あんたが店長だってわかってるよ。だからって、上から目線てどういうこと!?」
「どうせ私には頼まないよね。はいはい、決められたことやりますよ」
「あの~言いやすいからってなんでいっつも私なの!?」
ってなりませんか????
この部下の心にある共通点は、
「飲食店でお客様からお給料をいただいているはずなのに、上司を見て仕事している」
ということ。これでよいサービス、よい雰囲気できますか???
なのに、「お客様見て喜んでもらえる接客しよう!!」ってバカ!!!
出来ないよ。だって、みんなお客様なんて見てないもん。
店長は管理者です。
作業の管理をすることは不可能です。プレイングマネージャーなので。
みんなの心をお客様に向けることはできます。
相手の心を知ってあげればできるはず・・・・。
アドバイス、自分自分じゃなくて、
数字は客観的に(同じ分析したら同じ答えが出てくる)
現場では人間的に(役職じゃなくて、人として一人のメンバーとして)
良い店長(マネージャー)への第一歩です。
外食以外も一緒だと思いますよ・・・。