私たちは、繁華街と呼ばれる場所で商売をしています。
私の住む浜松市も繁華街があり、私はそこで飲食店を経営しています。
郊外に大型SCが出来、中央の商店にはなかなかお客様が集まらず、
閉店するお店が後を絶ちません。
そうすると、飲食店が増え、夜の街へどんどん変化してきます。
私たち、夜の住人に対して、最近は対応が変わり、
「街を支えられるのはみなさん飲食店。頑張って・・・」
ありがとうございます!!
間違ってるけどね!!!
20年前にトリップしましょう。
今のように飲食店がそこかしこにあったわけではなく、
歓楽街に飲食店がありました。
昼間の歓楽街はひっそりとし、その横にアパレルなどがあった昼の街がありました。
そして、オフィスがあり、昼からいっぱい人がいました。
住んでる人もいました。
朝、昼、夜、いろいろな顔を町はしていて、その時々に活気があった。
朝は通勤の人、昼はランチの人、買い物の人、夜は飲み歩く人。
時代とともに変化していく街という生き物。
今、その時間を謳歌している産業が強いのではなく、いろいろな産業が結びつきあって、
ときに顧客になり、ときに販売者、提供者になり、街は成熟していった。
もしも、郊外で働いていて、
「仕事帰りに一杯やっていこう!」なんて話しますか???
僕はしません。お家に帰って休みます。
なんで仕事場から帰るのにわざわざ遠い中心部まで飲みに出なきゃいけないの??
なら、うちで晩酌するよ。郊外の大型SCで安くお酒売ってるし。
街は元々、そこに住む人、働きに来る人と昼間の住人が夜になると、
出歩いている場所です。
私たち飲食店だけがいっぱいできればお客様が来るわけじゃない。
もっと胆略的でなく、戦略的な街づくりが求められているのではないでしょうか?
少なくても、「ライバルは郊外型SC」なんて思ってたらお客様来ない。
こんな当たり前のことに気付いてほしいし、そこに投資してほしい。
需要という言葉をもっと真剣に考えてほしいですね。
シャッター街になる前に。。。
課題は多いけど、目の前の一歩を大切にしましょう!!