ありがとう、神様。 | ハワイ在住 ふつーのママ☆Izumi's Blog

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ヘルシーに。そして楽しく。

ハワイに住みながら、心地いい暮らし方を模索中。

子どもと犬とオットと共に日々行ったり来たり。

ハワイでは、今日が3月11日です。

あの日、私は本当はお休みの日だったのですが、終わりきらない仕事があって会社にいました。

その少し前から、母と大きな喧嘩をしていました。口もきかぬまま母は、スキー旅行へ。父親は、たしか仕事に行っていたと思います。

 

都内の職場も大きく揺れて、色んなものが割れたり、壊れました。揺れが始まった時、関西出身の同僚が阪神淡路大震災を思い出して、急激に青ざめていきました。運営していたヨガスタジオでは、ちょうどマタニティヨガが開催されていたと思います。オフィスの中は、雑誌の締切直前でカオス。そんな中で、全ての手を一度止めなくてはいけなかった時間。この後まだ揺れが続くのか、どこにいるのが安心なのか、帰宅するべきなのかわからぬまま、少し時間が経っていったのを覚えています。

 

私は、家に帰る手段は閉ざされ、歩いて祖母の家に向かいました。

母とは、これをきっかけにまた会話が始まるようになりました。

 

あれから9年。今、私はハワイにいます。

忙殺されながらも充実していた会社を辞め、家族や友だちと離れ、1人ハワイにやってきました。

ハワイと日本は近いから、いつでも会えると思ったし、新しいチャレンジを海外でするにはハワイがちょうどいい場所だとも思ったし。

 

当たり前のことなんてないと学んだあの日だったのに、いつまでも私の周りには変わらない何かがあるように思っていました。

去年の今頃、母に病気に見つかりました。私がハワイに来たことがストレスになったのかなとか、いつまでもしっかりしていて、元気で、他の同年代の女性に比べて若いと思っていた母に、まさにそんなことが起こるとは信じられませんでした。父から一報が入った時に、手が震えて、涙が止まりませんでした。何をしていても、ふと気が緩むと涙が出てくる。

 

仲がいいんだか、悪いんだか、よくわからないまとまらない家族全員の距離感が少し縮まったような気がします。家族の中で、いつだって全力で時には激しすぎることもあったけど、それでもサポートし続けてくれた母の力にならなきゃ、とみんなが思ったのではないかなと思います。

 

この1年間、色んな角度から良さそうなことをし続け、最後の手術を2月に受け、10日に退院となりました。これから先は、病院も定期的な検査で一応OKらしいです。

生きていること、それはやっぱり奇跡の連続なのだと思います。だからこそ、手を抜かず、毎日ほんの少しでもポジティブな方を模索すること。それが大事なような気がします。まだまだママと楽しい時間を過ごしたいし、見せたい姿もある。そんなワガママを叶えてくれているこの奇跡に感謝して、今ある“生”を大切にしていきたいなと思っています。