今更聞けない!超簡単新聞解読No.4『楽天、初の公募社債』
2014/6/8 日経新聞企業7面
楽天は、もはやベンチャー企業でなく日本を代表する大企業へ成長を遂げています。
社内公用語に英語を採用するなど、世界を見据えており、世界の楽天になるのもさほど遠くないと思います。
私は、前の会社が倒産した後、転職活動をした際にリクナビで楽天を紹介してもらい面接も数回受けました。
結局は会計士への道を選びましたが、本気で楽天はすごい会社だと思っています。
さて、そんな楽天が初の公募社債を発行するようですね!
以下で超簡単新聞解読したいと思います。
【超要約】
楽天は近く総額300億円の普通社債(※1)を発行する。
うち200億円は、「東北楽天ゴールデンイーグルスボンド」の名称で個人投資家向けに販売する。
超低金利が続き有利な条件で起債できると判断し、企業買収(※2)や物流施設の強化などで増加してい
る資金需要を賄う。
楽天は3月にスマホ向け無料対話アプリを展開するキプロスのバイバー・メディアを約935億円で買収しており、資金需要が増加傾向にある。
個人向け及び機関投資家向けの社債はいずれも期間は3年で、金利は0.4%前後の模様。
日本格付研究所(JRC)からシングルAマイナス(※3)、格付け投資情報センター(R&I)からトリプルBプ
ラスの発行体格付け(※4)を取得している。
【ざっくり解説】
※1
社債:投資家から資金を調達する際に発行する有価証券(金銭債権)
※2
M&A(Merger &Acquisition)のAで、Mは合併のこと。
以下で詳しく解説しています。
6月7日のブログ、カテゴリ:投資・財務、タイトル:経営戦略の展開方法:『M&A』ご参照ください。
※3
以下格付け説明にある「債務不履行」とは、金融債務の元利金支払が当初約定通りに履行されない状態。これには、債務者について、破産、会社更生、民事再生、特別清算といった法的手続きが申立てられる等、元利金支払が当初約定通りに履行されることが不可能と判断される状態も含まれる。
AAA :債務履行の確実性が最も高い。
AA :債務履行の確実性は非常に高い。
A :債務履行の確実性は高い。
BBB :債務履行の確実性は認められるが、上位等級に比べて、将来債務履行の確実性が低下する可能
性がある。
BB :債務履行に当面問題はないが、将来まで確実であるとは言えない。
B :債務履行の確実性に乏しく、懸念される要素がある。
CCC :現在においても不安な要素があり、債務不履行に陥る危険性がある。
CC :債務不履行に陥る危険性が高い。
C :債務不履行に陥る危険性が極めて高い。
LD: 一部の債務について約定どおりの債務履行を行っていないが、その他の債務については約定どお
りの債務履行を行っているとJCR が判断している。
D :実質的にすべての金融債務が債務不履行に陥っているとJCR が判断している。
AA からB までの格付記号には同一等級内での相対的位置を示すものとして、プラス(+)若しくはマイナス(-)の符号による区分を付す。
(㈱日本格付け研究所HPより)
※4
発行体格付とは、企業等の包括的な債務履行能力を評価したもので、の企業等の信用力(信用リスク)を表すもの。
ちなみにこの格付けの信用情報は、社債や株式といった金融商品に投資する際の判断材料や、
会社が取引(特に販売取引)をするにあたり、
本当に取引をしてよい会社なのか判断材料として利用されます。