父の日、義実家を訪問してきました。

 

義母の見舞いでほぼ毎週末顔を出しているので、

特別感はありません。

 

ずっと良好だった義実家との関係。

ちょっとした行き違いから義父との関係に

溝が出来たと疑っている私です。

いきさつは下記。

気になる義父との「溝」 | 父母との死別、早期退職を経て、自分を見つめる暮らし。 (ameblo.jp)

 

義父は佃煮が大好き。どんなおかずで食事をしても、

最後は佃煮を食べます。

少し前に、いただきものの佃煮を持って行ったところ

とても気に入った様子であっというまに食べてしまいました。

そこで、その佃煮をセットで父の日のプレゼントすることに

しました。

 

その佃煮、店舗は羽田空港近くのみ、後は通販。

たまたま近くに出かけた主人に買ってきてもらいました。

 

義父に喜んでもらいたい。

そう思って、夕食時にその佃煮を出したのですが、

やっぱり反応がそっけない。

たくさんの種類の中から、「どれを開けましょうか?」

と聞いても「いらない」という。

困惑していると、夫と義弟が「開けて出せば食べるから」と

小皿に出しました。義父、なかなか食べない。

しばらくたって箸をつけたけれど何も言わない。

 

以前だったら、佃煮を見せた瞬間に笑顔で

「ありがとう、わざわざ」とねぎらいの言葉を

かけてくれ、「どこで買ったの」とか「手間かけたね」とか

義父との会話が続いていたのです。

 

食事をしながらだんだん悲しくなりました。

このままの関係で義父に最期を迎えてほしくない。

あとで主人に話そう、そう思いました。

 

食事の終わりになって、義父が義母に

「これ美味しいから食べてごらん」と言って

佃煮を勧めました。やっと義父から「美味しい」という

言葉が聞けて、ちょっと気持ちが緩みました。

主人に話すのはもう少し様子を見てからにしようかな、、、

そうも思いました。

 

でも結局「ありがとう」とか「うれしい」という言葉は

義父からは聞けなかったのです。

 

帰り道、主人が運転する車の中で

「お義父さん、佃煮嬉しくなかったのかな」

と主人に言ってみました。すると主人は

「そんなことないよ!美味しいって言っていたじゃない」と

むきになって弁明し始めました。

「でも笑顔が全然なかった」「最初いらないって言われた」

そういうと主人は耳が悪くなって話すことを遠慮しているだの、

必死の弁明を続けました。

嫁と自分の両親との関係の事になると、

うちの無神経な主人でも人並にむきになるものだなあ、

などと遠めに眺めてしまいました。

 

この会話がきっかけで、主人が気をまわしてくれて

いつか義父と話してくれるといいな、と思いますが、

逆にこじれる可能性もあります。

でも、黙ってはいられなかったんです。

結婚して後数年で30年。そんな長い付き合いの中、

ほんの小さな誤解で関係が変わってしまうなんて

絶対私はイヤ。

義父を大切に思う気持ちは変わっていない。

それがいつか伝わってくれることを祈るばかりです。

 

まあ、全部が私一人の思い込みなら、それが一番

良いのですけどね。

 

なお、今回購入したのは大谷政吉商店の詰め合わせです。

アラカルトで、たらこ昆布、あみ、あさりなど5種類を

選びました。ちなみに私はたらこ昆布が大好き。

薄味なので、ぱくぱく食べてあっというまになくなります。