クラシック今日の一曲♪07/03 今日が誕生日「ヤナーチェク:シンフォニエッタ」 | 名古屋クラシックカフェ♪~クラシック音楽を趣味にしたい人が集まるカフェ~

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おはようございます。
名古屋クラシックカフェ店長です♪
今日も暑くなりそうです~熱中症気をつけましょうね。

毎日、連載でお送りしている「クラシック 今日の1曲♪」のコーナーです。
過去のその日にあったクラシック音楽のニュースに関連付けて今日の一曲をご紹介していきます。

今日、7月3日は、
モラヴィア(現在のチェコ東部)出身の作曲家、
レオシュ・ヤナーチェク(1854年7月3日 - 1928年8月12日)の
誕生日。

モラヴィア地方の民俗音楽研究から生み出された、チェコ語のリズムや旋律を活かした独自の音楽語法を用い、朗唱風のオペラをはじめ、管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲、合唱曲に多くの作品を残した。

20世紀前半では、祖国を除き、まだごく限られたレパートリーのみが知られる存在であったが、ピアニストのルドルフ・フィルクスニーや指揮者のチャールズ・マッケラスらの優れた演奏および録音をきっかけに広く知られるようになった。

前述のように、「二流の地方の作曲家」であり、「プラハにおいては、彼はいくぶん冷やかに作曲家とみられていたが、それよりもわずかに敬意をこめて民俗学者と考えられていた」ヤナーチェクの知名度は、1916年にオペラ『イェヌーファ』のプラハでの上演を成功させたことにより大きく広がった。ただし母国以外で作品が上演されたのは主にドイツで、上演される作品はほぼ『イェヌーファ』と『カーチャ・カバノヴァー』に限られていた。

英語圏では1919年にロンドンで催されたチェコスロバキア音楽祭で男性合唱曲『マリチカ・マグドーノヴァ』が演奏された後、ローザ・ニューマーチの尽力によって1922年にロンドンのウィグモア・ホールで『消えた男の日記』が、1926年にはウィグモア・ホールで『弦楽四重奏曲第1番』など4曲が、1928年にロンドンのクイーンズ・ホールで『シンフォニエッタ』が、1928年にノリッチで『グラゴル・ミサ』が演奏・上演されたが、大部分は無関心であった。アメリカでは1924年12月6日にニューヨークのメトロポリタン歌劇場でオペラ『イェヌーファ』(ドイツ語訳)が上演された時、イギリスの批評家アーネスト・ニューマンはこの上演を「明らかに素人に毛が生えた程度の男の作品としか思えない音楽」と酷評し、他にも「多くの批評家がヤナーチェクのなじみのない様式に当惑」した。

ヤナーチェクの死後の1951年、チャールズ・マッケラスの尽力によりオペラ『カーチャ・カバノヴァー』が初めてサドラーズウェルズ劇場で上演されたのを皮切りに、「ヤナーチェクに対する最も熱狂的な支持」がイギリスで巻き起こった。イギリスでは「主要なオペラがすべて上演され」たほか、オペラ以外の作品に対する関心も高まりつつある。

大オーケストラのための《シンフォニエッタ》は、当初は「軍隊シンフォニエッタ」や「ソコルの祭典」と呼ばれていた。ヤナーチェクがソコル体育協会の参事会員であったことから、この協会のためのファンファーレとして作曲されたとしばしば言われているのだが、ヤナーチェクは「勝利を目指して戦う現代の自由人の、精神的な美や歓喜、勇気や決意といったもの」を表現する目論見から本作を作曲し、「チェコスロバキア陸軍」に献呈する意向を持っていた。

【1. ファンファーレ / 2. 城 / 3. 王妃の僧院 / 4. 街頭 / 5. 市役所】1926年6月26日プラハにおいてヴァーツラフ・ターリヒ指揮のチェコ・フィルハーモニー管弦楽団によって初演された。
公園でカミラと公開演奏会を聴いている時に想を得た作品。ヤナーチェクはその時、幸福感に陶酔したという。これに、ソーコル体育協会体育祭のためのファンファーレの依頼があり、この大規模な管弦楽作品として結実した。

村上春樹『1Q84』のなかでこの曲が重要な役割をもっている。

そんなわけで今日の1曲は、
「ヤナーチェク:シンフォニエッタ」をお届けします。
演奏:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:カレル・アンチェルでお楽しみください。

第1楽章・第2楽章


第3楽章・第4楽章


第5楽章


《今日のおススメの1枚》

ヤナーチェク:シンフォニエッタ/タラス・ブーリバ/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

¥1,050
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こんな感じで毎日ご紹介していきますよ!
また明日もお楽しみに~

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