琴浦町内の丘陵地に建設する風車(風力発電施設)の荷揚げ作業が、北栄町由良宿の由良川河口で行われている。
巨大なクレーン船が重さ数十トンある部品をつり上げるさまは圧巻で、風車を見慣れた北栄町民も迫力ある光景に目を奪われている。
荷揚げは先月初めから進められていて、四日には八基目の風車が荷揚げされた。
三分割されたタワー部分と羽根部分、発電機部分、羽根を取り付ける「ハブ」部分に分けられた風車は、最大つり上げ能力が二百二十五トンあるクレーン船を使って、トレーラーの荷台に慎重に固定された。
部品は深夜に建設地へ輸送される。
風車は、日本風力開発(本社・東京)が琴浦町槻下周辺に十三基建設する。
風車のタワーは高さ約六十五メートル、羽根の長さは約三十五メートル。
来年三月の完成予定で、一基につき九百世帯分の電力をまかなえるという。