フェーズ4、硬膜・頭蓋系および内臓系の調整
【NEOオステオパシーメソッド④】
フェーズ4、硬膜・頭蓋系および内臓系の調整
中枢神経に関わる硬膜・頭蓋系および内臓系の調整が必要な場合は、それぞれのアプローチへと進めます。
1、硬膜系アプローチ(中枢神経へのアプローチ)
『頭蓋仙骨療法クレニオセイクラルセラピー』は脳脊髄液(C.S.F)の循環不全および1分間に6~12回行われる、波動循環リズム(C.R.I)=頭蓋仙骨リズムの乱れを「5gの圧」により改善し、横隔膜など体幹隔壁の可動制限を「10gの圧」で解放(リリース)していく、文字通りの「超ソフト手技」。(加圧力は下限値)
『頭蓋介入手技アプローチ』も必要に応じて付加します。
カウンターストレインテクニックや筋エネルギーテクニック、加圧法、誘導法などにより頭蓋・顎・咽頭軟骨(甲状軟骨、輪状軟骨、披裂軟骨、咽頭蓋軟骨)の関連部位の調整を行います。
矯正はソフト手技から比較的加圧力の高い手技まで多種にわたります。
2、内臓系アプローチ
『内臓マニピュレーション』はヨーロッパを中心に行われている別名「無血手術:ブラッドレス・オペレーション」と呼ばれる、内臓系への手技アプローチ。内臓も1分間に7~8回という内臓リズムを持っており(横隔膜呼吸リズムは1分間に15~18回位)、このリズムや内臓制限の改善を「20~100gの圧」で図ります。(加圧力は下限値)
『内臓介入手技アプローチ』では、組織硬化・癒着系の不具合の調整では、ディーププレシャーや膜組織リリースなど比較的ハードな手技なども行います。