阿部夢子、現在松原靖樹さんの超コンサルタント養成講座受講中です。
徒然や課題本の感想を書いています。
過去の感想目次はこちらから。
>>【超コンサル養成講座・課題本】バックナンバー目次
ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎
過去に映画化もされているので、今更読んだのかい!感は否めませんが…
以前はなぜか途中でストップしていたので、改めて最初から読み直しました。
主人公・青柳が首相殺しの濡れ衣を着せられ、仙台市内を逃げ回る話。
この作品のスリルは、映画化するにはぴったりですね。(映画観てないですが)
ハリウッド映画のようなスリル、ドキドキ感が満載ですが、
舞台が仙台の街中なので、非常に『日本サイズ』なハリウッド感が楽しめました。
一つのストーリーを主人公と、その他登場人物それぞれの視点から描かれてるので、
飽きずにテンポよく読める。そして物事全体を多角的に捉えやすかった。
しかも臨場感たっぷりに書かれているので、自分がさながら主人公のように読みすすめられます。
私、以前仙台に数ヶ月だけ住んでいたことがあるので、なおさら。
しかし読み終えてから数点疑問も残ります。
この作品はミステリー?(なのか?)ではあるのですが、
事件全体の首謀者はこいつだ!とか、裏側はこうなっていた!とか、あまり書かれてないんです。
あくまでも主人公が犯人にさせられ、逃げる場面を書くことからブレない。
だから「あれどうなったの?」と思うところもありますが、
全体的に面白かったです。
エンターテイメント作品ですね。
阿部夢子のメニュー