こんにちは!
いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
ここ数日はとても気持ちのいいお天気が続いていますね。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、この時期はお仕事の中でも、配属、異動、転勤、
新しいプロジェクトなど、、いろいろと変化を経験
されている方も多いのではないでしょうか?
仕事やキャリアに関して考えさせられる時期でもありますね。
皆さんは自分のキャリア形成に満足していますか?
キャリアを考える時には基本的なところで3つの輪を使った
下の図が役立ちます。
●すべきの輪(MUST)
会社員として組織で働いている場合、
基本的に仕事というのは「与えらえる」ことがほとんどです。
「しなければならないことはあらかじめ決まっている」
と言った方がわかりやすいでしょうか。
というのも、各ポジションにはそのポジションの職責が
あるからですね。
ということは、「すべきの輪」は基本的には動かない
わけです。
会社員である以上、ここに文句をつけても仕方ありませんよ!
もちろん、あらかじめ決まっている仕事以外の仕事を
していくことはできます。
その場合、それがどれだけできるかはその人の力量です。
力がついてくれば、「すべきの輪」を広げたり、
「したいの輪」や「できるの輪」に近づけたりすることは
可能です。
基本的に動かない輪ですので、動かしたければ
文句を言う前に、自分の力をつけましょう。
●したいの輪(WANT)
この輪は自分のしたいことです。
「どんな業務がしたいのか」
「どんなプロジェクトがしたいのか」
さらには
「どんな人たちとしたいのか」
「どこでしたいのか」
「どんな規模でしたいのか」
「どんな貢献がしたいのか」
「その貢献を何を通してしたいのか」など
自由に描くべき輪です。
どんなことにあなたはやりがいや充実感を感じますか?
どんな環境で仕事ができることに喜びを感じますか?
まずは現状の制約をとっぱらって、自由に考えてみましょう。
その上で現状との接点を探していくのが良いでしょう。
●できるの輪(CAN)
最後に、「できるの輪」ですが、これは能力についての輪です。
すべき事がわかっていてもそれをする能力がなければ
成果は出にくいでしょうし、
したい事ができる環境になったとしてもそれをする能力が
なければこれまた成果は出にくいでしょう。
ですから、すべきことに応える意味でも
したいことをする意味でも、「できるの輪」は広げていく必要があり、
これが一般的に言う能力の拡大です。
能力は知識やスキルを運用する力のことですから、
実践を通して鍛えるしかありません。
本を読んだり、勉強したり、資格を取ったりすれば
終わりということではなく、あくまで現場で運用できる
ようになることが大切です。
●3つの重なりを大きくしていく
さて、3つの輪についてはお分かりいただけたと思いますが、
皆さんが組織で働いていらっしゃるのであれば
3つの輪の重なりを大きくしていくことがハッピーなキャリアの
近道です。
「すべきの輪(MUST)」「したいの輪(WANT)」
「できるの輪(CAN)」の3つが重なる部分が大きければ
大きいほど、組織の要望にも応えており、自分の希望も
叶い、成果も出る、という理想的な状態が増えるわけですね。
ここで、重なり部分を大きくする方法ですが、
先にも述べましたように、「すべきの輪(MUST)」は
基本的には個人ではコントロールしにくい輪ですから、
残りの2つの輪を「すべきの輪(MUST)の方向に拡大していくことを
考えることになります。
具体的には、自分がしたいことが求められていることにずばりと
一致しなくとも、視点を変えたりやり方を変えたりしながら
接する面を探しつつ自分で大きくしていく必要があります。
また、求められていることができるようになるために、
自己研鑽を積み、実践の中で試行錯誤を繰り返しながら
コツコツと「実際にできる筋肉」の筋トレをしていきます。
これが、組織の中で期待に応えながら成果を上げていく
ハッピーキャリアの作り方です。
では、そもそも「したいの輪(WANT)」がぼや~っとしている場合、
つまり「自分がしたいことがわからない」という場合は
どうしたらいいのでしょう?
次回に続きます。