おはようございます。
"楽に楽しく確実に"がモットーのダイエットインストラクター兼パーソナルトレーナーの相野主税です。
推奨運動量を週末にまとめて1~2回の運動で行うようないわゆる「ウィークエンド・ウォリアー(週末戦士)」的な運動量確保のやり方は死亡リスクの低下に関連しているのだろうか。
不活動状態の成人とこれら週末戦士(週当たり150分間の中強度運動もしくは75分間の高強度運動を1~2回のセッションで達成)を比較した場合での、総死亡リスク、心血管疾患リスク、がんリスクについて比較検討を行ったラフバラ大学の研究者らによる報告。
多忙を極める現代仁のライフスタイルにおいて、週末戦士型の運動量確保は実行しやすいが、こういった運動パタンの健康効果についての検討はこれまでほとんど行われてこなかった。
研究者らは63,591人の成人のデータを対象として、この課題についての検討を行った。対象とされたデータは1994年から2012年までに集計されたイングランドとスコットランドの家庭ベースのアンケート調査である。
研究者らは週末戦士型運動パタンとそれ以外の運動パタン及び様々なリスク(総死亡リスク、心血管疾患、がん)との関連性について分析した。集計された成人のぬ知、全体で8,802件の総死亡事象が見られ、心血管誌は2,780件、がん死は2,526件であった。
週末戦士型運動パタンでは全くの不活動成人に比べて総死亡リスクが30%低い傾向がある一方、心血管疾患死リスクは40%、がん死リスクは18%低いことが明らかとなった。
リスク低下割合は週末戦士型パタンと、週当たりの運動量が推奨基準に満たない不十分な運動パタンの成人とで同様の傾向が見られた。
頻度と運動継続時間は身体活動量基準を満たしている場合にはあまり問題とならなかったようだ。
また本研究から、死亡リスクは、定期的な運動パタンの実行が見られる成人でもっとも低い傾向があるという根拠がいくつか明らかとなっている。
本研究の知見は必ずしも一般化できるものではない。というのは、被験者の9割以上が白人だったのである。
また身体活動性については自己回答式のものであり客観的な裏付けが取れていない。
さらに活動性と死亡リスクの因果関係には明確な根拠付けをもたらすことはできていない。
結論としては、総死亡、心血管死、がん死リスクは、現行の身体活動ガイドラインに必ずしも沿っていないような週末戦士型運動パタンであったとしても低下する関係性が、見たところは得られている、と研究者はまとめている、
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では、また明日❗️