過去にUAEを訪れたウイグル人がイラン当局からウイグルに強制送還され懲役15年の判決を受ける
ウイグル人ビジネスマンオブラシム・ターサンは、香辛料ビジネスを拡大しようとしていた。彼がその目的地として選んだのがイランであった。
2018年にイランを訪れた時、オブラシムは26歳であった。しかし、3月7日にイランに到着後、空港の外に出ることはできなかった。
テヘランにあるイマーム・コメイニ国際空港の役人がオブラシムを尋問し、その20日後、彼を強制送還した。オブラシムの兄オブルカシムからの情報だ。オブルカシムは現在トルコに在住している。
エジプト、UAE、サウジアラビアなどがウイグル人を強制送還した事例は過去にあるが、イランによる強制送還は前例がない。
強制送還されたオブラシムは中国当局から懲役15年の判決を受けた。過去にUAEを訪れたことが罪に問われたという。
【亀田浩史訳】