第106回全国高等学校野球選手権三重大会に出場した息子達四日市南高校野球部は、ベスト16で散りました。

息子は、小学校4年生の時、三重クラブに入り、学童野球を始めました。大池中学校野球部時代は、新型コロナ騒動の時期であり、多くの制約がある中での部活動となりました。その後、地元の藤澤道場で硬式野球に触れさせていただきましたが、肘のけがで思うような練習が出来ませんでした。四日市南高校に入学し、同級生や先輩たちに恵まれ、本当にいい環境で野球をすることが出来たように思います。3年間、牧野監督、渡部監督という二人の魅力的な監督と出会い、いい仲間に恵まれて、野球に打ち込むことが出来たように思います。

強豪校なみの練習をこなし、練習が終わると塾に行き、毎日帰宅は10時を過ぎました。土日は毎週、練習試合を組んでもらい、甲子園出場校など多くの強豪校とも対戦し、互角に戦うことも出来ました。親としては週末の練習試合に応援に行くのが楽しみでした。

高校3年間、息子はショートを守らせていただきました。小学校の時から体が小さかったのですが、息子がショートのポジションやマウンドに立つ姿は、親バカですが大きく見えました。打球が飛ぶと、鵬のように輝いて見え、私は、息子の守備の動きが大好きでした。

本気で甲子園に行くと挑んだ一年でしたが、残念で悔しい結果となりました。しかし、新チームになってから、秋季大会、春季大会ともに県大会出場、夏大会ベスト16は、よくやったと思います。十分に甲子園に行ける力はあったと思います。結果は紙一重だったと思いますが、この少し足りなかったものをこれからの人生で見つけ、その壁をぶち破って欲しいと思います。

 

息子は小学校4年生から打ち込んだ野球を通じて、かけがえのない多くのものを得たことと思います。特に高校3年間の仲間は大きな財産になることでしょう。本当に、四日市南高校野球部は素晴らしいチームでした。こんな素晴らしいチームが三重県にあることを全国の皆さんに知ってもらえる舞台に立てなかったことは残念ですが、息子がその一員として野球が出来たことに親として感謝です。

 

甲子園は叶いませんでしたが、これから気持ちを切り替えて大学受験に向かうことになります。これからの人生には多くの勝負時があります。決して逃げることなく、どんな勝負にも全力でぶつかっていって欲しいと思います。

 

一緒に夢を見させてくれてありがとう。本当に強いチーム、本当に素晴らしいチームでした。四日市南高校野球部64期生のこれからの人生を応援し続けます。