今日は朝早くバルセロナを出て電車で4時間かけてバレンシア州に到着しました。日曜日ということもあり、駅や電車はたくさんの観光客で賑わっていました。車窓にはぶどう畑やオレンジ畑が広がり、長時間の電車も飽きない美しい景色でした。

 

バレンシアに到着し、ワイナリーのFinca San Blasを訪問しました。バレンシアは、かつてはバルクワインという安いワインを大量に生産していましたが、現在は、3つのD.O.があり(バレンシア、アリカンテ、ウディエルレケーナ)、いいワインを作っています。Finca San Blasは、D.O.ウディエルレケーナのワイナリーで、土着品種のボバルやメンシアを大切にしています。元UPV大学(バエンシア州)の醸造科教授で、ボバルの研究の第一人者のニコラス先生や、働いている日本人の馬場さんから様々なお話を聞かせていただきました。

醸造所の視察もさせていただき、ワインの試飲とおもてなしをいただき、ワインエキスパートとして幸せな時間でした。独自のブランドへのこだわり、直接消費者に届ける挑戦など興味深い話を聞かせていただきました。何本か購入しましたので、このご縁を活かし、日本での販路拡大に協力したいと思える美味しいワインでした。

その後、チーズ工場を視察しました。Hoya de la igiesiaではチーズ作りも初体験させていただき、工場を視察させていただきました。大企業を辞めて、田舎で羊を飼うことからスタートし、乳を売っていましたが安いので、チーズづくりを始めたベンチャー企業であり、地域おこし企業です。親子二代で経営をされていますが、情熱を感じました。

今日は移動距離も長く、疲れましたが、バレンシア州にいよいよ到着しました。明日からしっかり調査し、学びます。