2月は東京2回、鹿児島、台湾と慌ただしく飛び回りました。そんな中、先日東京で、ダイアログ・ダイバシティーミュージアム「対話の森」を訪問し、ダークとサイレンスの世界を体験しました。

ダークでは、10人位で真っ暗闇を体験します。真っ暗な世界に入ると息苦しくなり、不安と恐怖で、90分間耐えられないとの気持ちになりました。ガイドが暗闇の中で円を作って下さいと言われ、円をつくるために手探りで近くの方の手を握りました。この時の安心感は忘れられません。その後、皆で声を出し合い、体や物に触れながら、電車に乗ったり、こたつに入りお茶を飲んだりしました。本当に貴重な体験となりました。人との触れ合いや声というのがいかに大切かを感じました。

 

サイレンスでは、10人位で音のない、声の出せない世界を体験します。声を出さずに思いを伝えること、相手の思いを理解することの難しさを感じました。体を使って表現することが大事ですが、何より大切なのは、相手の目をしっかりと見るということだと気づきました。これは普段の音のある世界でも大切なことだと感じます。

 

この「対話の森」では、ガイドを務めてくれる方は障害者の方です。目の不自由な方が、ダークの世界に案内いただき、耳の不自由な方がサイレントの世界に案内いただきました。心でつながること、心の目で物事を見ることの大切さを教えていただきました。

 

このような体験をぜひ多くの方がして欲しいと感じました。

ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森®」 (dialogue.or.jp)