昨日は、インドネシア共和国の厚生省医療人材分野責任者のオース局長はじめ、厚生省幹部の方々と国立看護大学学長の計6名が三重県にお越しいただき、知事と正副議長に面会してもらいました。

インドネシアには国立看護大学が38校あり、毎年約8千人が卒業します(国全体では5万人が看護大学を卒業)。この人材が、日本の看護師や介護福祉士の国家資格を取るプロジェクトを国として考えており、その協力依頼にみえました。

日本とインドネシアの経済連携協定(EPA)によって、昨年までに来日した714人の内、158人が看護師国家資格に合格していますが、一番大きいのは言葉の壁です。今回の知事との面会で、国立看護大学への日本語科目導入にあたっての協力依頼、日本の看護、介護プログラムのベンチマーキング、本県の看護大学との連携などの協力依頼がなされました。

知事からは、現在三重県にはインドネシアから、技能実習生69人、特定技能85人が来ていただいていますが、特に介護の現場の人材不足が深刻であることから、今後更にインドネシアとの介護、看護の人材交流を深めたいとの話がありました。

昨日の会談をスタートに、インドネシア共和国と三重県の、看護、介護分野の人材育成、人材交流が更に広がることを期待したいと思います。