この度、第18回マニフェスト大賞にて、三重県議会は最優秀議会改革賞に選ばれました。平成22年以来二度目の受賞となります。三重県議会は全国に先駆け、平成18年に議会基本条例を制定し、議会改革を先導してきました。平成27年からは、4年間の議会活動計画、単年度の委員会の活動計画を作成し、議員による検証作業に加えて、県民や有識者による検証も行っていますが、これらの取組みが8年経ち成熟してきたことが今回の受賞につながったと考えます。

 

私が初当選した平成15年は、重鎮の岩名県議(故人)が先頭に立って、三重県議会は議会改革の熱気が溢れていました。今なおその思いは、全議員で構成する議会改革推進会議に脈々と受け継がれてます。私は、改革のための改革になってはいけないと考えており、県民のための改革でなければいけないと考えています。そのため、改革を競い合う時代から、じっくり成熟させ改革を推し進めていく段階に三重県議会は入っていると考えます。

 

議会活動計画や委員会活動計画を作るようになってから、議員の問題意識が高まり、委員会での取組みを単年度で終わらせず、有志の会として継続的に取組むことが生まれました。例えば、ひきこもりに関しては、委員会での議論から超党派のミートの会ができ、先進的な取組の調査を重ね、本県のひきこもりに対する政策を先導しました。あるいは、お茶の振興や文化の振興などの新たな議連が立ち上がり、取組みがスタートしました。議会基本条例にある検討会の立ち上げも積極的に行われ議会活動が活性化してきています。

 

これらの活動が総合的に評価され、今回の受賞になったものと思います。日頃の活動がこのように客観的な評価をいただくことは嬉しいことですが、今後も更なる改革を進めていきたいと考えます。