日本では新型コロナワクチンを生後6か月から接種することが出来ます。厚労省は、接種は強制ではなく、接種の効果と副反応等のリスクの情報提供がしっかり行われた上で、16歳未満は原則保護者の同意が必要としています。尚、現在日本では、基礎疾患がある方、高齢者以外にワクチン接種の公的推奨は行われておりません。

 

しかし、専門家集団である小児科学会は生後6か月からの赤ちゃんや子どもへのワクチン接種を推奨しております(国の方針とは違います)。私は、感染しても重症化しない子どもに、重症化予防のためのワクチン接種が必要か?との考えをX(旧Twitter)で発信し続けていますが、子どもも重症化する場合があるだろうとか、専門家が推奨しているのに反対するならエビデンスを出せなどとの声もいただきます。Xでは文字数に限りがありますので、私の考えを述べます。

 

世界を見ると、生後6か月から基礎疾患のない人にワクチンを接種している国は日本、米国、カナダなど限られています(5歳以上、12歳以上としている国が多く、多くの国が公的推奨を行っていません)。子どもの重症化については、2020年9月~2023年4月の約3年間で、10歳以下の子どもの重症者数は231人、亡くなった方は39人です。(※1、厚労省のオープンデータ参照)これは個々の捉え方ですが、私は他の病気と比べて新型コロナの重症化リスクが高いとは考えられず、感染しても重症化しないと申し上げています。一方、ワクチン健康被害に関しては、9月27日現在で8957件が受理され、4520件が認定(死亡269件)となっており、その内、10代の死亡・後遺障害認定は4件です。(※2、Yahoo記事参照)今後この数字は更に大きくなっていくことと思います。

 

ワクチンの感染予防効果については、特にオミクロン以降、世界最多のワクチン接種回数の日本が感染者数も世界最多であったことから、感染予防効果はほとんどないと思われます。厚労省は、感染予防効果は限定的であることを認め、今は、重症化予防効果があるとしています。(※3、厚労省HP参照)

 

これらのデータを見て、私は、感染しても重症化しない子どもに、重症化予防のためのワクチン接種が必要か?と問いかけています。幸いにして、小児科学会が接種を推奨しようと、Xで赤ちゃんや子ども達にワクチンを打たせたい人達が煽ろうと、乳幼児接種率は、1回目4.2%、2回目3.9%、3回目3.1%(※4、首相官邸HP)と多くの親が冷静な判断をしています。

 

また、将来にわたるワクチンのリスクは、今の段階では誰も分かりません。親にリスクとベネフィットを冷静に考えていただきたい、子どもの未来を考えていただきたいとの思いでブログに簡単にまとめました。ご一読ありがとうございました。

 

※1

データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報- (mhlw.go.jp)

※2

コロナワクチン健康被害 死亡事例の受理件数を公表 厚労省、情報不開示から一転(楊井人文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

※3

日本で接種が進められている新型コロナワクチンにはどのような効果がありますか。|新型コロナワクチンQ&A|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

 

※4

新型コロナワクチンについて | 首相官邸ホームページ (kantei.go.jp)