甲子園を目指して球児たちの熱い夏が始まりました。いよいよ高校野球三重大会が開会しました。64校61チームが出場しますが、今年は私の息子も四日市南高校のメンバーとして出場するため、毎年来賓として出席している開会式で、今まで以上に緊張しました。105回の記念大会ということから、開会式では三重高校ダンス部のパフォーマンスで盛り上げていただきました。

背番号を着けてベンチ入り出来る選手は20名ですが、三重県では開会式は、3年生は全員入場行進できることになっています。レギュラーを目指して皆努力してきましたが、人生においては、その3年間の努力が、かけがえのないものであると思います。行進している姿は皆輝いていました。

 

球児たちは、この3年間、新型コロナ禍で苦しめられた世代です。三重県は昨年もマスクなしの通常の開会式を行いましたが、今年は観戦の規制等もなく球児たちに日常が戻りました。しかし一方で、鹿児島県のように感染対策と称して今年も開会式を行わない県もあります。新型コロナ禍も4年目に入り、感染症法上5類の対応としてコロナだけ特別視することをやめようとなっているにも関わらず、アップデート出来ない人達が子ども達の夢や希望、活躍の舞台を奪っていることに怒りを感じます。

 

これまで感染対策と称して無観客開催等であったため、私は息子が野球をしている姿を中学3年間見ることがありませんでした。皆、親は同様の経験をしているため、昨日の開会式は保護者等でスタンドは満席でした。開会式の後、親の結束会との名で飲み会を開催し、保護者どうしの団結を深めました。息子のおかげでこのような機会をいただき感謝です。子ども達の頑張りを全力で応援できる日常を大切にしたいと思います。

 

今年も多くのドラマが生まれると思います。高校野球だけでなく、今日からは中体連も始まりました。中学3年生にとっては最後の大会となります。3年以上に渡り、このような機会を奪い、あるいは様々な制約をつけてきたことを私たちは反省し、子ども達の未来のため、二度と同じ過ちを繰り返してはいけないと強く思います。子ども達の発達や成長は何よりも大切であることを忘れてはいけません。