来春の県議会議員選挙に向けて、新政みえでは選挙公約となる新政みえビジョンを作成中です。県議会で今後4年間何をするのかを具体的にお示ししようと思っています。加えて私自身が選挙で何をお訴えするかを考えていますが、今回は政治家として私が持つ問題意識をお訴えをしたいと考えています。

 

いながき昭義が持つ問題意識①は、「子ども達の未来が危ない」です。

 

全国で不登校者は年々増えています。令和2年度は、小学生63,350人(三重県は832人)、中学生132,777人(三重県は1,688人)、高校生43,051人(三重県は873人)となっています。義務教育と言われる小中学生約20万人が学校に行けていません。また、平成30年に行なわれた全国のひきこもり実態調査によると40歳以下のひきこもり者は、51万人、40歳~64歳までは61万人と推計され、100万人以上が引きこもっている実態が明らかになっています。

 

このように不登校、ひきこもりが増える中、学び直しが出来る社会、再挑戦が出来る社会を作る必要があります。私は、公立夜間中学校の設置、ひきこもり対策に取組んで参ります。

 

子どもを取り巻く環境が非常に難しい状況の中、マスク等の過剰なコロナ対策を2年半以上続けたことにより、子どもの発達や成長が心配です。子ども達がマスク依存症になっている状況の中、マスクにより言葉が聞き取りにくい、感情を認識しずらいといったコミュニケーション障害や、マスクがないと不安になるといった精神的な問題などが指摘されています。様々な行事や催しが無かったことから子ども達の無気力、無関心が指摘されています。部活動大会や発表会が無かったことから向上心が削がれ、夢や目標を見失っている子ども達がいます。

 

この2年半以上に渡る過剰なコロナ騒動で、精神的、身体的に子ども達は相当ダメージを受けています。私は、このコロナ時代に学生生活を過ごした子ども達を、様々な視点から長期的にケアを行っていく必要性を感じています。

 

学校一斉休校という愚策を行ったことにより、過度にコロナを恐れ、子どもを学校に行かせないという親が一定数いました。子どもにとって学校は勉強を学ぶだけの場所ではありません。学校の重要性、教員の重要性を認識し、教育環境の向上と学校施設(特に県立高校)の充実に取組んで参ります。