昨日は山の日ということもあり、世界遺産熊野古道を歩きました。娘が夏休みの自由研究で世界遺産をやりたいということで一緒に行ってきました。

海山町から馬越峠ルートを歩きました。この道は石畳で結構急でしたが、全国から巡礼者が集まりこの道を歩いた歴史の重みと、地域の皆さんの大切な生活道としての役割をこの険しい道が担ってきたことに思いを馳せながら歩きました。

その後、県立熊野古道センターで、娘の調査にお付き合いしました。丁寧にいろいろと教えていただき、私自身も勉強になりました。熊野古道は、2004年「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産登録されました。当時私は県議としてこの運動に関わり、熊野古道センターを新たに建設して、何度も会合等でお邪魔しましたが、熊野古道を実際に歩くのは初体験でした。

「紀伊山地の霊場と参詣道」としての魅力は、熊野三山と言われる熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社といった神道と、高野山の仏教、吉野・大峰の修験道といったいくつかの宗教が共存する霊場だということです。今回私は、熊野古道伊勢路といわれる馬越峠を歩きましたが、他にも、紀伊路、小辺路、中辺路、大辺路、大峯奥駈道があるということです。

熊野古道の魅力と奥深さを感じ、またゆっくり時間をかけて、かつて先人たちが歩いた参詣道を歩き、霊場を訪ねてみたいと思います。

娘の自由研究がどのようなものになるか楽しみです。