東京五輪が閉幕しました。新型コロナ禍の中、開催の有無や、観客の有無など世論は分かれましたが、関係者の皆さんの努力で何とか開催され、選手たちからたくさんの感動をいただきました。この後パラリンピックに引き継がれます。今度こそ、選手たちの全力を生で観られる機会を作って欲しいと願います。

 

三重県勢も活躍してくれました。フェンシング男子エペ団体の山田優選手(鳥羽市出身)は見事な金メダル。レスリング女子53㎏級の向田真優選手(四日市出身)も見事な金メダルを獲得されました。向田選手は、五輪の長い歴史の中で、四日市人として初めてのメダリストということになります。その他の選手もメダルには届きませんでしたが、素晴らしい戦いでした。

 

たくさんのドラマがありましたが、陸上男子高跳びでは、ジャンプオフを二人が協議して断り、二人が金メダルとなり、お互いに金メダルをかけるシーンがありました。陸上男子マラソンでは、ソマリア難民の二人が国籍は違っても走っている時に励ましあい、銀・銅メダル輝くシーンがありました。205の国と地域から1万1千人の選手が参加しましたが、その一人一人に涙ぐましい努力があり、支えてきた人がいて、物語があります。

 

このような五輪を日本で開催できたことを誇りに思います。今回の大会は今までにないくらい、インタビューで涙を流す選手が多かったと思います。感謝を語る選手が多かったように思います。この選手たちの言葉ひとことひとことに、希望を感じました。

 

TwitterとInstagramには、#arigato2020で選手たちの声があふれています。この選手たちの声を涙なしには読めません。本当に素晴らしい大会をありがとうございました。