昨日、大台町の奥伊勢フォレストピアにて、第15回紀伊半島三県議会交流会議が開かれました。毎年、和歌山県議会、奈良県議会、三重県議会の三県議会が集まり、紀伊半島の課題について議論します。

昨日の議題は3点で、一つはワーケーションでした。ワークとバケーションを掛け合わせたワーケーションは最近注目されており、特に新型コロナの影響でテレワークを導入する企業が増えてきている中、それぞれの自治体にて取組みが進められています。特に和歌山県の白浜は空港があることから先進的な取組がなされています。宿泊施設がワーケーションに取組む場合、国の補助メニューがありますが、飲食店の場合は該当しないといったことなど補助や支援制度の拡充を国に求めることが合意されました。

 

次に、紀伊半島アンカールートの整備促進による国土強靱化及び地方創生の推進について議論されました。観光振興や地域活性化、防災対策など様々な点で、紀伊半島を一周する道路は重要です。道路整備の更なる充実を国に求めることで合意されました。

 

最後に、公共事業における木材の活用について議論されました。本県では、議提条例として、三重の木づかい条例を制定し、県産材の利用促進をすすめていますが、三県が力を合わせて、紀伊半島の豊かな森林資源が、外国産材に負けないよう取組むことを確認しました。また和歌山県提案の木製ガードレールについて、安全性等の課題の情報共有を図り、意見交換していくことで合意されました。

 

新型コロナの影響で、各県議会7名と参加者を絞った開催となりましたが、有意義な意見交換が出来たと思います。また会場の奥伊勢フォレストピアは、宿泊施設、温泉、バーベキュー、キャンプ、釣り堀、つかみ取りなど夏に家族で行くには非常にいい所です。皆さんおすすめですよ。