中学生の子どもを持つ同世代の親たちから、来月開催される中体連が無観客開催との連絡がきたけど、感染状況が収まってきており、東京五輪も有観客で開催される中、改めて欲しいとの多くの声をいただきました。今年は、春季大会も無観客でその後、まん防で対外試合禁止となり、この夏の大会も無観客となると、中3の親は子どもの部活動の姿を一度も見ることなく、写真も一枚も残らないことになります。三重県は、6月20日でまん防が解除され、7月1日からリバウンド阻止期間も終わり日常に戻していく中、私も7月の中体連の観客を無観客にすることは理不尽であると考え、県教育委員会を通じて下記の点を中体連にお伝えし、再度検討いただくようお願いしました。

 

1,観客がいる状況の中で試合をすること、家族で試合を共感することの教育上の意味も大きいこと

 

2,一緒に生活している家族が観戦することが科学的に感染拡大につながるとは言えない(一般の観客を制限して家族のみ観戦可能とする方法もあるのでは)

 

3,県指針により、県や市の施設には収容人数を決めており、その基準に準じてやるべき(無観客はありえない)

 

4,大人の考えだけではなく、子どもの声を聞いて再検討して欲しい

 

結論は、昨日、中体連の理事会が開かれ、私のお願いも検討されたようですが、結果としては、地区大会の内、三泗、津、伊勢度会の大会については無観客、伊賀は検討中、それ以外は有観客となり、県大会は無観客に決まったとの回答でした。

 

全国大会は「国や開催自治体が示す収容人員の基準を守り有観客で開催する。ただし感染状況次第では無観客となる場合がある」と決まっていますが、これが普通の考えだと思います。三泗地区大会や県大会が、感染リスクを抑えるためとの理由で無観客にしたとの説明は、到底理解できるものではありません。私自身も中3の息子を持つ親として、感染拡大している状況ならまだしも、完全な収束局面の中、五輪や高校生の大会や学童大会などがすべて有観客の中、なぜ中体連は無観客なのか?についての明確な説明がなく決定されたことに腹立たしく思います。

 

中体連を迎える子ども達や、子どもの姿を観戦することを楽しみにしていた親に対して、このような理不尽を止められない、間違った判断を正すことができない非力を感じ、申し訳なく思います。

 

中体連の非常に残念な決定ではありますが、幸い息子は、いい仲間達に囲まれて、3年間、思う存分野球に打ち込み中体連に臨むことができます。そのことには本当に感謝です。観に行くことは叶いませんが、一試合でも多く息子がマウンドに立ち続けることができることを祈るのみです。