例年3月議会が終わると5月の役員改選まで議会の予定は比較的余裕があり、4月は、年度替わりの行事等、地元活動中心となります。昨年は新型コロナの影響で地域の行事もほとんどなく、自分の予定を見返すと4月は時間的余裕があり、ワインエキスパート試験の勉強をしていたことを思い出します。

 

今年は、県内での豚熱発生、新型コロナ対応として再び三重県独自の緊急警戒宣言、県議がSNSに県民の個人情報を無断で掲載した問題、選挙区定数問題の協議など、様々な出来事があり、この2週間、ほぼ毎日登庁し対応に追われています。

 

豚熱は県庁職員や自衛隊などのご努力で、約1万900頭の豚を殺処分し埋設しました。ワクチン接種している豚まで殺す必要があるのかと思いますが、国のガイドラインに沿って対応しました。養豚農家や処分にあたる職員のことを考えると、国に対してガイドラインの見直しを求めていきたいと思います。

 

新型コロナは、重症者病床使用率が上昇してきていることから、残念ながら緊急警戒宣言を出すことになりました。東京、大阪の報道は1年経っても変わらず不安を煽り続けるものであり、それに対して無力感を感じますが、子どもや若者世代のために今自分に出来ることに取組んでいきたいと思います。

 

県議の個人情報無断記載問題は、昨日小林貴虎県議に代表者会議に出席をいただき、これまでの経緯の説明と当事者お二人への謝罪をされました。小林県議はもちろんですが、県議会として今後人権意識、人権感覚についてあらためて見つめ直す機会にしたいと思います。

 

選挙区定数の議論は、大詰めです。正副議長案について今後の取り扱いを来週の代表者会議で決めることになります。改選前からの長年の課題であり、県議会が激しく分裂し対立した問題に終止符を打つべく、新政みえとしては正副議長案を尊重し、議案としてとりまとめ、議会の合意形成をはかっていきたいと思います。

 

慌ただしい4月ではありますが、毎朝6時に10分間voicyでの話は継続しています。これらの課題について、私の考えや新政みえがどう向き合い対応してきているかなどをぜひお聞きいただければと思います。

三重県議会議員&ワインエキスパート 稲垣昭義「坂の上の雲に向かって」/ Voicy - ボイスメディア