新型コロナの影響で今年度は、委員会の視察や政務活動調査などが出来ていませんが、昨日は久しぶりの常任委員会の県内調査を行いました。朝から名張市に向かい県立名張青峰高校にお邪魔しました。Google for Educationを活用したICT教育の取組みを視察しました。情報や世界史、化学の授業も見せていただきましたが、先生と生徒がタブレット端末を活用した授業は新鮮でした。こんな授業、私も受けてみたいと感じました。新型コロナの影響でオンライン授業の充実が求められていますが、青峰高校の取組みが県内に展開出来ればと考えます。

 

次に松阪市に移動し、外国人児童生徒のための初期適応支援教室いっぽを視察しました。本県の日本語指導が必要な外国人児童生徒数は、公立小中生2197人、県立高校生300人(令和元年度)となっており年々増加しています。松阪では日本語指導が必要な生徒が午前中、いっぽ教室で日常会話や読み書きを学び、お昼に在籍校に戻るといった取組みがなされています。個別指導できめ細かな対応がなされていること、不就学ゼロを目指す取組みなどを聞かせていただきました。

 

四日市も外国人児童生徒が増えていますが、今後このような支援体制をどう整えていくかは極めて重要であり、政治の役割です。

 

最後に津に戻り、県警本部にある科学捜査研究所(科捜研)を視察しました。三次元画像鑑定システムの実演や、薬物の呈色反応実演、DNA鑑定(ルミノール検査実演)、ポリグラフ検査実演などを見学させていただきました。なかなか入る機会のない場所であり、触れる機会のない実演ばかりで興味深く見せていただきました。

 

捜査における科捜研の役割はどんどん大きくなっており、高度機材も進化していく中、非常に手狭であり、今後この新たな建て替えが課題となってきます。まさに捜査の裏方として、18名の技官が活躍されていますが、皆さん若いことに驚きました。

 

昨日は充実した県内調査を終えて、明日からは、高知県、岡山県に夜間中学の視察に向かいます。慌ただしい日々ですが、県警本部からみる津の景色があまりにもきれいでしたので写真を載せさせていただきます。