インドネシアに来ています。昨年8月に介護職の技能実習生を受け入れるため来て以来インドネシアは2度目となります。

前回訪問時に面接採用した2名の技能実習生が今年から四日市市の介護施設花びよりにて元気に働いています。今回は、送出し機関であるチカランにあるMINORIとジャカルタにあるSELNAJAYAにお伺いしました。チカランでは来年2月から介護施設真菰福祉サービスセンターに技能実習生としてやってくる2名と懇談しました。またジャカルタでは、介護施設花びよりの面接に立ち会わせていただき、第2期生として2名の採用を決めました。半年後に四日市にやってくることになります。

昨年訪問時には介護職専門の日本語学校を新たに作りたいとSELNAJAYAの社長が話しておられましたが、今年開校されており、視察させていただきました。200名以上の若者が学んでいます。昨年訪問した日本語学校でも感じましたが、ハングリー精神あふれる古き良き時代の日本がここにあるように感じます。新たな日本語学校を更に開校したいとのことでしたので次回来た時にはまた出来ていることでしょう。

日本では超高齢化と少子化が進み、いわゆる団塊の世代が75歳を超える「2025年問題」が深刻な課題となっています。今でも足らない介護人材は年々急速に不足しています。国は技能実習生に介護職を加え、滞在年数を3年から5年にし、特定技能1号、2号という新たな仕組みを作るなど対応をしてきていますが、現場には多くの課題があるのが実情です。

 

送出し機関の方々と話をすると、現場の方々の声を大切にして後手後手ではなく、ビジョンを持った仕組みを作っていかなければいけないと強く感じています。日本語学校で一生懸命日本語を学び、家族のため自分の将来のため日本で働きたい、そんな熱い思いを持った若者の純粋な目の輝きを見ると私たち大人が頑張らなければいけないと感じます。

 

フェイスブックを見ていると3年前の今日は、私の四日市市長選の出陣式の日でした。今でも四日市の未来のために勝たなければいけない選挙だったと申し訳ない思いですが、あの敗戦から、介護や医療の現場で働く貴重な機会をいただきました。本年4月に再び政治家として仕事をさせていただく力をいただきましたが、政務活動とは別に、この2年間で見つけた介護・医療現場の課題に使命感を持って取り組んでいきたいと思います。

今回も多くの刺激と発見をいただき今から日本に帰ります。