最近、書きたいことはたくさんあるのですが、慌ただしくしていて、ついブログの更新を怠っていました。11月に入り初めてのブログ更新になってしまいました。今日は米国の中間選挙の結果を受けて私の思いを書きたいと思います。

 

選挙結果は、下院で民主党が過半数を取り勝利し、上院では共和党が勝利しねじれ議会となりました。トランプ大統領は、上院での勝利といくつかのポイントと言われていた州知事選挙での勝利によって歴史的な勝利とツイートしましたが、下院で民主党が過半数を得たことで今後のトランプ大統領の政権運営を興味深く見守る必要があると思います。

 

選挙の翌日、いわゆるロシア疑惑についてトランプ大統領との関係悪化が言われていたセッションズ司法長官を解任しました。これまでもトランプ大統領と合わない閣僚が多く解任されていますが、今後の展開が心配です。また、フェイクニュースを流しているとトランプ大統領から批判されているCNNの記者が会見で口論となり出入り禁止となりました。

 

トランプ大統領の手法は対立を煽りながら、敵と味方を明確にして味方のための政治をすすめるといったやり方のように感じます。味方からは熱烈に支持されますが、これは非常に偏った支持であり、ゆがんだ政治に陥る危険があると感じます。今回の中間選挙の結果この手法がますます加速するのではないかと心配です。

 

ドイツではメルケル首相が地方選挙での敗戦により党首退任を表明しました。ブラジルでは、「ブラジルのトランプ」と言われるジャイルボルソナ大統領が誕生しました。日本では安倍首相が憲法改正を政治日程に上げようとしています。今までの世界秩序が大きく変わろうとしているようで不安を感じます。