9月から毎朝、駅に立ちDeam21号外を配布させていただいていますが、今日で12日目です。皆さん、四日市市内に駅はいくつあるかご存知ですか?実は、近鉄、三岐、あすなろう、JRの各駅があり33駅あります。私はこれまで県議時代には会報Dream21を作ると近鉄の主要駅に立ち配布させていただいていましたが、今回は33駅すべてに立つつもりです。

さて、昨日第4次安倍内閣がスタートしました。この内閣で安倍首相は、戦後73年間変えることがなかった、あるいは変える議論もなされなかった憲法改正に向って突き進みます。日本の土台の議論を進める内閣としてはこれで大丈夫か?というのが私の率直な感想です。

 

今回の初入閣者は12名です。その多くは衆議院の当選7回~8回の方々で、入閣待機組と言われる人たちです。一般的に衆議院当選5回、参議院当選3回が入閣基準と言われますが、自民党内にはこの入閣基準を満たした待機組が約80名いると言われています。今回の組閣はこれらの方々への配慮が強く出たものと感じます。

 

私は、民主党政権の最大の失敗は、長年野党議員として当選回数を重ねた方々を初めての政権ということから順番に大臣経験をさせるため入閣させたことだと思っています。政権を担う覚悟がなく、その経験を積んでこなかった、勉強不足の方々を順番に閣僚に起用したことにより、政治は停滞し、不祥事が続き政権は崩壊しました。

 

政治の世界は当選回数が物を言う世界です。県議会でも当選回数を重ねると議長や副議長を順番に経験するといった文化が根強く残っています。世の中が安定していて、現状維持でいい時代はこの順番を大切にすることで十分であったかもしれません。しかし、新しい仕組みを作る、改革をすすめるといったエネルギーが必要な時にはこのやり方ではいけません。

 

昨日の組閣をみて、戦後初めての憲法改正を進めていく体制としては非常に弱いと感じますが、初入閣の方々の政治家としての資質を私は知りませんので、まずは期待したいと思います。