62名が参加した国民民主党が誕生しましたが、これだけ盛り上がりに欠ける新党結成はさみしい感じがします。政治改革の大議論の末に衆議院議員選挙が中選挙区制から小選挙区比例代表並立制に変わり20年以上が経ちました。この選挙制度改革は、様々なねらいがありましたが、選挙で政権交代可能な国にすることでした。私たちは2009年の民主党政権誕生と2012年の自民党公明党連立政権誕生の二回の政権交代を経験しました。

 

民主党政権の3年間に対する厳しい評価から、2012年の安倍政権誕生以降国政選挙で野党は厳しい結果が続き、民主党という政党はなくなり、野党の離合集散が続いています。

 

私は、国民が選挙で政権を選択できる二大政党制は日本でも必要だと考えます。しかし、小選挙区比例代表並立制が導入されて約20年の政治状況を見ると、選挙で「勝者」を決める小選挙区制よりも勝者があいまいな中選挙区制の方が日本には馴染むのかもしれないと最近感じています。

 

来年は参議院議員選挙があり、おそらくその前後で衆議院議員選挙も行われる可能性がありますが、この間に、新しく生まれた国民民主党や立憲民主党そして多くの無所属を選択している議員たちが政策を磨き政権を取る覚悟の塊をつくることが出来るかどうかが、日本が政権交代可能な二大政党制になっていくかどうかの最後のチャンスであると感じます。

 

私が14年間お世話になった三重県議会は自民党と新政みえという二大会派が切磋琢磨しながら県政を担ってきました。国の政権交代可能な二大政党制とは意味が違いますが、同じくらいの政治勢力が緊張感を持って対峙し、議論することは県民の利益につながっていたと感じています。残念ながら三重県議会も今は少数会派が乱立して非常に分かりにくい状況になってしまっています。

 

日本も選挙で政権を選択できる国であってほしいと思いますが、この一年で自民党に代わる選択肢を示すことができる政党が生まれるかどうかが問われていると思います。