昨日は、四日市JCの4月度公開例会にて、株式会社松本山雅を立ち上げた大月弘士氏の講演を聞かせていただきました。松本山雅FCというチームは50年前に「山雅」という喫茶店に集まっていたメンバーで出来たチームが母体です。2002年にW杯でパラグアイ代表が松本市で合宿をしたことから地元にJリーグチームをとの思いで松本JCメンバーが中心となりプロチームとしてJリーグを目指しました。

私は、四日市にJリーグチームを作りたいとの思いでヴィアティン三重を三重県リーグ3部の時から応援していますが、その理想の形として松本山雅FCとアルビレックス新潟というチームに非常に興味を持っています。講演を聞かせていただきあらためて松本山雅の理念に共感しました。

 

松本山雅の目標は、Jリーグ入りすることではなく、J1リーグで優勝することでもなく「未来の夢と感動へのチャレンジ」です。サポーターが「俺たちが作ったチーム」という思いで夢と感動を共感しています。若者だけではなく三世代でサッカーを楽しむサポーターの姿も松本山雅サポーターの特徴です。

 

四日市をJリーグのあるまちにしたいなとあらためて思いました。

 

松本山雅ものがたりのステージとなる「アルウィン」スタジアムがあることが非常に重要です。四日市には残念ながらスタジアムがありませんのでスタジアムの必要性を感じています。

 

昨日の講演では、行政主導でつくるとどうしても体育施設になるため、これからのスタジアムは民間主導で多機能複合型スタジアムにしていくべきだとのことでした。スイスのバーゼルは、ショッピングセンター、レストラン、高齢者住宅、フィットネスクラブなどが併設されたスタジアムです。ベルンはコンサート会場にもなり年間10回程度の大規模コンサートで収益を得ています。シンガポール内に5か所作られる予定のスポーツハグは、図書館、市役所、ハローワークなどを併設したスタジアムです。

 

私は一昨年、市長選挙の際、Jリーグのあるまちを公約に掲げてスタジアム建設を行うつもりでしたが、行政主導ではなく、ヨーロッパなどで主流の多機能複合型のスタジアムを四日市につくる活力になりたいと考えをあらためました。

 

ヴィアティン三重はJFLで苦しい戦いが続いていますが、足踏みしている時こそ力をつける時です。「俺たちが作ったチーム」と言える松本山雅FCのような素晴らしいチームを四日市に皆さん一緒に作りませんか?