昨日は、ユマニテク医療福祉大学校の卒業式でした。鍼灸学科、歯科衛生学科、介護福祉学科、理学療法学科、作業療法学科の合計97名が本校を卒業しました。私は県議時代には、小中高校の卒業式には数多く来賓出席させていただいておりましたが、学校長として出席するのは初めての経験でした。卒業式での校長の役割は結構多く思った以上に疲れました。

医療、介護分野の現場は人手不足が深刻で、卒業生達は4月から即戦力として働くことになると思います。私は式辞の中で、一冊の本「君たちはどう生きるか」(吉野源三郎著)を紹介しお祝いの言葉にしました。80年前とよく似た混とんとした状況の中、社会システムや人の劣化が顕著となってきたこの時代に、若者が「君たちはどう生きるか」という質問に自問自答し、自分なりの答えをみつける努力をし続けることが日本の未来を切り開くことにつながると思います。

 

私が校長として送り出した97名の卒業生の前途が輝かしい未来となることを祈ると共に、私も私の名前が入った卒業証書が将来レアな価値が出るよう(笑)若者たちに負けないくらい努力し続けたいと思います。

夜は、5学科それぞれで行われた謝恩会の会場を順番にまわらせていただきました。学科によって特徴がありおもしろいなと思いました。卒業生たちのたくさんの笑顔を見ることができ幸せな一日でした。