先日、ある方からこの本は絶対に読むべきだと教えてもらったのが吉野源三郎氏の「君たちはどう生きるか」です。早速購入しましたが一気に読みました。素晴らしい名著です。

ぜひ皆さんにも読んでほしいのであらすじは控えますが、古き良き日本人の倫理観と品格と理性と教養を感じました。私は、息子と娘が中学生になったらこの本を読むように手渡そうと決めました。

 

この本が書かれたのは日本が太平洋戦争に突入する3年前です。奇しくも、アニメーション監督の宮崎駿さんが2013年に長編制作から引退を表明していましたが、本年10月にどうしても撮らなければいけないものがあると引退を撤回し制作に入ったのが、この「君たちはどう生きるか」です。昨今の世界情勢を見ると、歴史が繰り返し、映画「君たちはどう生きるか」完成後に再び戦争が起こるのではないかと危惧しますが、私は本書から私たちが学ぶことによって未来が開けるのではとの可能性を信じたいと思います。

 

息子や娘に私は「君たちはどう生きるのか」と問いかけ続けたいと思います。今の若者たちが「君たちはどう生きるのか」という問いに対して真正面から向き合うことが出来た時、我が国は同じ過ちを繰り返さないことができると感じます。70年以上前からのまっすぐな問いかけをぜひ皆さん読みましょう。