最近、多くの報道は森友学園問題を取り上げ、国会論戦でも多くの時間がこの問題に割かれています。私は何となく違和感を持ってこの報道を見ていましたが、参議院の予算委員会メンバーが森友学園を現地調査し、籠池理事長と野党四党のメンバーが一緒に映っている映像を見て何となく違和感の正体に気づきました。

 

私は以前、教育勅語についてブログを書いた時に、この籠池理事長は、「遵法精神、博愛、公益世務などの教育勅語の徳目に欠けた人物であり、単なる差別主義者であるということです。私は、保守の名のもとにこのような差別主義者が増長することを危惧しています。」と書きました。

http://ameblo.jp/dream-21/day-20170301.html

 

このような方と思想的にも考え方も全く相容れない野党4党のメンバーが一緒に映像に映っていることは大きな違和感に感じました。

 

対北朝鮮政策、対米トランプ大統領対応、テロ対策法案、経済政策、働き方改革、財政再建など山のように国政の課題があるのになぜこのような差別主義者に国政が振り回されているのかと感じます。このような政策課題が山積みなのにどうしてこんなくだらないことに有権者の声が振り回されるのだろうといった思いは、これまでも自分自身の四日市市長選挙や民主党政権時の社会保障と税の一体改革の議論の時にも感じました。

 

このようなことを繰り返しこの国はどんどん力を失っていくような危機感を感じます。

 

イデオロギーで右と左や、保守とリベラルといった分け方がされます。

保守=愛国心、自主憲法制定、靖国・日の丸・君が代賛成

リベラル=護憲、反原発、靖国・日の丸・君が代反対

といった感じで言われますが、実際多くの人は両極端に分かれる訳ではなくその真ん中に位置したり、多様な考え方があるにも関わらずこのようなレッテルり貼りがなされているように思います。

 

今回の森友学園問題は、両極端の保守やリベラルの人たちの心に火をつけネット上などで騒がしくなっていますが、このような差別主義者に国が振り回されることを早く終息させてほしいと願います。23日の証人喚問でこの籠池理事長を差別主義者と見抜けず、教育者や愛国者としてこれまで付き合ってきた政治家とのつながりを当人の口からはっきりとお話いただきたいと思います。